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| 2001年05月14日(月) |
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忘れることができるなら |
付き合っていて別れたひとや、ケンカ別れした友達や、 苦い思い出のひとたちは何人かいるけども、そのひとたちを忘れられるのは、 相手がみんなどこかで元気に暮らしているからだと思う。
完全に記憶から消すような忘れ方はムリだけど、引き出しの奥の奥に しまいこんで、取り出さないようにはできる。 地球上のどこかで元気に暮らしてるんだろうっていう前提があるからこそ そういうふうにできてるんだろうな。
もしも会いたいと強く願えば、会えるっていう安心感というか。 どんなに願っても、絶対にこの世では会えないひとのことは、たぶんずっと忘れられない。 引き出しの奥にしまってても、すぐに勝手に開いて出てきちゃうかんじ。
新しい出会いの中で、新しい楽しみが増えていっても、 もう会えないひととの出来事はもう増えることは決してないから、 その思い出に上書きすることもできないし、だから会えないひととつながりのある 何らかの場面に遭遇すると、どうしても引き出しが開いて思い出しちゃう。
それで、会いたくなっちゃうよ。 ないものねだりだけどさ。
会える可能性のあるひととは、会いたいと思わないでいられる。 複雑。
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