昔から寂しかったんだと思う。
例えば子供時代。
友達と呼べる友達はいなかった。
みんなどうしてそんなに会話が途切れず続くんだろう。何を話しているんだろうと本気で疑問だった。
自分を見られるのが嫌いだった。誰にも自分を見られたくなくて
人通りの全くない道を選んで登下校していた。
給食の時間、最後に食べ終われるように調査して
箸につまむ量をまわりの人よりも少なく、
噛む回数を多くして時間を稼ぐ。
飲み込んだ後も少し時間を置いてからまた箸でつまむ。
だけど太っていた自分が大嫌いだった。
学生時代はそんな感じ。

就職したら、周りがとてもとても優しくて
気持ち悪い目で見られなくなった事にびっくりした。
こんな私でも付き合いたいという人がいる事にびっくりして
全然好きじゃないのに1年付き合った。
セックスは全然気持ちよくなかった。
だんだん気持ち悪くなってきて連絡を勝手に途切らせて離れた。

完全なるアダルトチルドレン。

そして現在、自分に子供がいる事に驚く。
自分の子供以外のこどもは苦手で
視線がすごく怖い。
怖いのに気づかないふり、怖くないふりをして
振舞ってはいるが、こどもは案外見抜いている。
冷たい視線と、嘲笑の視線を感じて
また私は昔の怯えた子供になる。

このあいだ★つぎ

りん