Daily Talk

2005年05月22日(日) "To love another person is to see the face of god"

ついにきてしまったこの日。
千秋楽です。 私が見たのはマチネなので、前楽公演。
このチケットをゲットできたことを神様に深く感謝しつつ、劇場へ。

前楽、しかも来週から1週間のスペシャルバージョン公演があるとはいえ、
この公演が楽となるキャストも多かったわけで、
開演(つまり最初の「ダッダ〜ン」)から、緊張感を感じた。

まずは石井バルジャン。
今回で4度目の「レミゼ in JAPAN」だけど、
実は山口さん以外のジャン・バルジャンを見るのは今日が初めて。
たまたまなんだけどね。 噂の(?)今井バルジャンも見てみたかったな。

うん、たしかに熱いわ(笑) そして当たり前だが、若い。
だけど山口さんのバルジャンに慣れてしまったプラス、
ブロードウェイでも若くて熱いジャン・バルジャンを見たことない私には、
やはりちょっと違和感があった。 好みの問題なんだろうけど。

岡ジャベも初見。
日本ミュージカル界では非常に人気の高いこの方ですが、正直言って私はちょっと苦手です。
個性が強すぎて、演じる役すべてが「岡幸二郎の演じる○○」になってしまう気がして。
悪く言うと、"自分に酔っちゃってる"感が・・・それが好きな方もいらっしゃるんでしょうけど。
ジャベールというキャラクターを演じる上ではそこまで気にならなかったけどね。
ジャベールはきっと常に「自分」を意識して生きてきた人だと思うから。

そして初回以来2度目となる岡田マリウス。
岡田さん・・・実年齢は石井バルジャンより上だなんて思えない・・・
というか、本当に今年40歳ですか?? 絶対見えない。
藤岡マリウスと比べるとお兄さんっぽいけど、十分若い!
歌もいいし、ナイーブなマリウスを本当に上手く演じてると思う。
久々に「君だけを見ていた」(to be continued...)を聴きたくなった(笑)

シルビアファンテ(最後の慈愛に満ちた歌声と表情がいい)も、
新妻エポ("On my own"の迫力が凄かった・・・)もよかったし、
東山アンジョは今日も麗しかった・・・。

今日のバリケードシーンは今までで一番悲壮感に溢れていたし、
息苦しいほどの緊迫感があった。
特に"彼を帰して"から砦陥落まで。
「行かせない それは危険だ!」からガブローシュの死。
「死のう僕らは 敵など怖れはしない!」 からグランテールとのやり取り、そして最期。
東山アンジョの細かい演技に見入りつつも、
登場人物達が駆け抜けた時間の、大きな流れのようなものにひき込まれたというかなんというか・・・

やっぱり今日の公演を観に来てよかった!
カーテンコールで髪に花を挿してもらう東山アンジョ(似合いすぎ)や、
衣装を交換して登場したアンジョ&マリウスも見れて良かった(笑)
東山マリウスも微妙だったけど、岡田アンジョは似合わなさすぎでした・・・(^^;

来年4月に帝劇で1ヶ月限定公演するらしい(喜)けど、
それまで見れないなんてイヤ〜!!
やっぱり最高! レミゼ万歳!!

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
"レ・ミゼラブル"
2005.5.22(日) 帝国劇場 12:00〜

原作: ヴィクトル・ユゴー
作詞: ハーバート・クレッツマー
作曲: クロード・ミッシェル・シェーンベルグ
キャスト:
   ジャン・バルジャン  石井一孝
   ジャベール      岡幸二郎
   エポニーヌ      新妻聖子
   ファンテーヌ     シルビア・グラブ
   コゼット        河野由佳
   マリウス        岡田浩暉
   テナルディエ     佐藤正宏
   テナルディエの妻  森公美子
   アンジョルラス    東山義久


 < 過去  INDEX  未来 >


英美