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2005年03月20日(日) "Little you know! Little you care!"

ついに行ってきました、「レ・ミゼラブル」in Japan。
公式サイトの動画や英語版CDを何度も何度も見て&聴いて、すっごく楽しみだったこの日。
やっぱりいいよ、"レミゼ"。 最高です。

母親いわく、昔、小学生の私があんな(*)に"レミゼ"にはまったのが不思議だったらしい。
(*当時私は、それぞれの役になりきって、リビングルームで"レミゼ一人舞台"を繰り返していたらしい・・・なんとなく覚えてる(笑))
子供は「オペラ座の怪人」みたいに華やかのは好きだけど、"レミゼ"は全体的に暗いのにって。
たしかに登場人物のほとんどが最後には死んでいるわけで、決して明るいストーリーではない。
でもきっと、子供ながらに、あの力強さ・・・
希望を持ち続ける強さだったり、愛することの強さだったり・・・を感じたんだろうね。
幼心に感動と衝撃を残した作品は、今の私にも同じ感動と衝撃を与えてくれた。

タイトルの"Little you know! Little you care!"は、
自分の気持ちにまったく気付いてくれないマリウスへの、エポニーヌの心の叫び。
日本語版では「わかって〜くれない〜」になるのね。
気付いてくれない、気にしてさえくれない・・・哀しすぎる。
ANZAは(「ミス・サイゴン」では見れなかったので)初めて見た&聴いたんだけど、
哀しくて切なくて可哀想すぎるエポニーヌ役にうまくマッチしてて、よかった。

知念コゼットは・・・悪くはないんだけど、やっぱり彼女はエポニーヌ役で見たかった・・・。
高音出るし、上手いんだけど・・・なんかこう、お嬢様らしさというか可憐さが足りない気がする。
マリウスを包み込む「光」というような雰囲気はないかな〜と。
岡田さんのマリウスは想像通り、素敵でした。 甘〜い感じがいいです。
でもこの人、もう40歳になるのね・・・信じられない! 絶対見えない!!
山口ジャン・バルジャンも、鈴木ジャベールもよかった。
さすがですね。 2人とも歌はもちろん上手くて、とにかく存在感と貫禄があった。

BUT、なんと言っても、この日最大のヒットは・・・
東山アンジョルラス!! い〜じゃない!
公式サイトで初めて写真を見た時、正直「ゲッ」と思いました・・・。
全然期待もせずに行ったら・・・これははまった!
声も好きだし(不安定な部分はあったけど)、何より立ち振る舞いが美しい。
これって、アンジョルラス役にはとっても重大なファクターだと思うのですよ。
しなやかな強さを持つ、美しいカリスマ、アンジョルラス。
私の中ではイメージにピッタリでした。
とりあえず、手元にあと2枚チケットがあるんだけど、
もう1枚取れそうなら、東山アンジョの日にしよう・・・。

というわけで、しばらくは"レミゼ漬けな日々"になりそう・・・。
他のキャストも楽しみだ〜〜〜〜♪♪♪

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"レ・ミゼラブル"
2005.3.20(日) 帝国劇場 17:00〜

原作: ヴィクトル・ユゴー
作詞: ハーバート・クレッツマー
作曲: クロード・ミッシェル・シェーンベルグ
キャスト:
   ジャン・バルジャン  山口祐一郎
   ジャベール      鈴木綜馬
   エポニーヌ      ANZA
   ファンテーヌ     井料瑠美
   コゼット        知念里奈
   マリウス        岡田浩暉
   テナルディエ     駒田一
   テナルディエの妻  瀬戸内美八
   アンジョルラス    東山義久


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英美