ゆうじの日記

2005年10月07日(金) 手首をギュ

『コーヒー&シガレッツ』『海を飛ぶ夢』観た。よかった。

両作品とも、人間を上手に描けてた。僕は基本的に人間が好きなので、観ていて愛おしくてたまらない気持ちになった。

『コーヒー&シガレッツ』はコーヒーとタバコを中心にした全部で11話の話なんだけど、ほとんど2人の会話。で、それが自分の日常での会話とかぶることがたくさんあってクスクスニヤニヤだったんだよね。「いとこ同士?」という話であまり面識のない相手に、携帯電話や自宅の番号を教えてくれとせがまれる俳優がいたんだけどそのときの「なんなんだこいつは…、教えたくねえよ。あーどうやって断ろう。うー」な間とかたまらんかった。

『海を飛ぶ夢』は尊厳死を望む四肢麻痺の男性と彼をとりまく人間たちを描いた作品。死を望む人間と、それに反対する人間。どっちも間違っていないからそこにはきしみが生じて、そのきしみの上で必死にあがく人間たちの姿。そこから多くのことを感じるはず。リアルですよ、みんな。

『コーヒー&シガレッツ』は2回目からはBGM的に観ると気持ち良い映画かも。『海を飛ぶ夢』は1回だけ観て、その1回をじっと体や心のすべてを使ってみるべき作品だと思う。両方ともぜひ。

死んだらこの意識はどこに行くんだろう。今まで知り合った人とのつながりはあっさりと消えてしまうんだろうか。映画を観たあとのあの気持ちとか、好きな人と一緒にいるときのドキドキとかも全部が無と化してしまうんだろうか。それが怖い。怖い。それ故に今、自分の手首をギュって握って温かいことが嬉しい。嬉しいんだってば。


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ゆうじ