ぼんのう
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2005年03月25日(金) 懐かしいコントか?

鼻が詰まる。いや、アレルギー性鼻炎であるのは小学生の頃からであるが、最近非常に酷い。花粉症なのかとも思えるが、それにしても鼻腔にセメントを詰められたような気分で、大変不愉快である。

時間を何とか作り、会社のすぐ近くの耳鼻科まで行ってくる。会社近く・・と言っても、耳鼻科は2つほどある。一つは武蔵野八幡のすぐ隣にある医院で、いつも患者で満員御礼の所。もう一つはボロマンションの2階にある謎の耳鼻科医院。患者が入っていく様子を一度も見た事がない。

で、我輩の悪い癖。
後者に行く。


中に入ると真っ暗。
…あれ?
外に出ると、「診療中」との看板があるな?
でも真っ暗。
予想通りだが、患者は他にいない。

受付もいない
三回くらい大声で呼び出すと、
志村けんのコントに出てきそうな、医療活動するよりもされたほうが良いのでは?…という医者登場

「はい、患者さんかい?」
え…ええ、まあ…
「すみましぇんね。ウチ、貧乏だから受付とか看護婦、雇えないんですよ




帰りたい…
でも、帰れない。


ガラーンとした診察室に入る。
一応耳鼻科らしい機材が揃っている。
錆びているけどね


「で?どうしましたか?」
鼻炎が酷くて、花粉症なのかわからないのですが、鼻詰まりがひどいんです。
「なるほどなるほど」
先生。
手元が震えているんですけど?

「じゃ、その前に検査しましょうかね?」
はあ…宜しくお願いします。・
「鼻腔が曲がっているか検査しますね」
そう言いつつ、医者は細長い針金状の機器を取り出し、我輩の両方の鼻の穴の中にズボボボボボボ〜
「山本さん、お身体が大きいから、10センチくらい入れてみますかね?


死ぬわ!
「おや?8センチくらいですね。結構浅かったですね」


そう言う問題ではないと思うが!
我輩の両方の鼻の穴に、針金が突っ込まれている。
鼻詰まりを激しい為か、クシャミも感覚もない。
でも異常な異物感があり、口を開く事もできないし、頭も動かせない。
「どうですか?右のほうが歪んでいるのがわかりますか?」


我輩に答えを求めているのか?



「まあ、鼻炎ですね。ナザールとか効かない?ああ、それなら別の点鼻薬を出しますので、それを試してくださいね。」
そういいつつ、医者は治療器具を取り出し、中の医薬品を
やおらに薬瓶の中に注ぎいれた
…ま…まさか…
薬品のつまった薬瓶。
「はい、特別に1200円でどうぞ。」







医薬分業の原則は?
それ以前に、これ、薬事法違反なのでは?
こりゃ、患者こないわな。


爺さんよ、悪い事は言わない。
吉祥寺の医療のため、引退してくれ。頼む。


ANDY 山本 |HomePage

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