ぼんのう
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次回作に向けて、某社ご来訪。本当に昨年は色々ありがとうございました。見積もり金額が折り合えば、今年もよろしくお願いします。
んで、某社社長はじめ、企画とCGの人達が集まり、内容の説明。この企画の中で、我輩の煩悩をほんの0.02%抽出した絵コンテを提出した瞬間に、全体から「おおお!」という雄叫びが響き渡る。
ソニーが通してくれないに決まっている!と皆で文化大革命っぽく糾弾された絵コンテであるが、それが通ってしまった今、開発現場は戦々恐々となっている。これを制作した後で、ソニーがダメと言ったら、どうなるんですか!・・ああ、もううるさいな。 ちゃんとそうならないように、とっくに色々手はずを整えたんだから、そんなにギャーギャー喚かないでくれ。紅衛兵か、まったく!
でも、某社のほうはかなり盛り上がっていたなあ・・・いやあ・・・。
しかしつくづく思うのだが、アイデアを出す人間は、何時の世も糾弾される存在かもしれない。 開発現場が技術的に難しいか否かを判断するのは、これは当然のこと。しかしアイデアというのは、技術的にクリアできるものであっても、一般常識のシガラミにいる間、絶対に出ないものであるし、そのような常識にとらわれている人間からすれば、信じられない、信じたくないものであるのかもしれない。
考えてみたら、「悪代官」って、一般常識からコンシューマでは絶対出せないゲームだよな。それでも我輩はアイデアを出した。それって、要するに我輩は世間的な常識が全くないことを意味するのか?・・・と言えば、素直に そうです と言わざるを得ない。
我輩は、永遠に理解されることはない。死んでも誤解され続ける人間であるのかもしれない。 でもそれでいい。 いや、逆に我輩は、これからもずっと、死んでからもずっと、誤解されることを楽しむ人間で在り続けたいのだ。
でもあの絵コンテ、そんなに過激? 全然裸とか出てこないぞ? それにページ数は厚いかもしれないが、我輩は小さい絵が描けないという欠点があり、A4紙3コマだから、厚くなって当然だと思うけどな・・・。
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