ぼんのう
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弁理士を目指している大学時代の旧友と飲む。 事務所を移るということで(吉祥寺⇒新宿)で、祝いも兼ねて。 「悪代官」について色々、旧友と同席した旧友の先輩から尋ねられた。
…深酒してしまった。
それにしても、学生時代の旧友とはいいものだ。 お互いバカをしても許される。 バカの限りを語り尽くしても許される。 人生において、自分の生き方を決定した凝縮された歳月を共に過ごした多くの旧友は、なにものにもかえがたいものである。
…安心して深酒できるというものだ。
思うにあの大学時代から我輩は一つも変っていないような気がする。 自分に忠実でありつづけようとしたこと、それは今も変っていない。 年甲斐もなくコミケに出店したり、3度の飯よりもゲームが好きであったり、好奇心を抑えられず行動をしたり、他人に迷惑をドンドンかけてしまったり(すまーん)…。
旧友と会うと、そんな自分をほんの一瞬、無意識のうちに振り返らせてくれる。振り返って、自分はあの頃と変ったのか否か?どんな人生を途中まで歩いたのか?気づかせてくれる貴重な時間だ。
…なもんだから、深酒してしまう。
10年後、20年後、死ぬ瞬間まで、我輩は我輩のままで生きていけるのか…ふと思う時がある。この先、ゲームはあるのか?あるいは衰退するのか?この先に何があるのか?何をもって我輩は生き、そして死ぬのか。気持ちは聖ブレンダンの冒険に似ている。あるのは、信仰、希望、そして使命感…。
旧友よ、どうか今宵の深酒につきあってくれ。 我輩は恐怖を感じる…このことを変らぬ笑い声で笑ってくれ。 道行く先に、鯨に飲み込まれる仲間、苦しみをうけるユダが待ち受けているかもしれない。 ゲームを死ぬまで作り続ける巡礼の無事を祈ってくれ。 この先にある“聖者の島”に、この小船が辿りつけるよう、学生時代に覚えたPrayersで祈ってくれ。 本当に良いゲームが何であるのか…それを教えてくれる“聖者の島”が何処にあるのか…死んでも魂が辿りつけるよう、祈ってくれ。
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