ぼんのう
DiaryINDEX|past|will
毎日一回は、新しい移転先まで行くことにしている。 それにしてもひんやりしているな。 地下だからかもしれない。 日光が当たらないが、開放的な吹き抜けに面した構造であるので、空気の通りはすこぶるよろしい。 真向かいには幼児教室があり、夕方非常に騒がしいが、子供の歓声は吉をもたらす。 いまはガラーンとしているけど、来月から社員で一杯になるんだろーな…今のうちにこの開放感を楽しもう。
それはそーと、最近会社近くに移転してきた鍵屋というラーメン屋…そのあっさりとしたスープが好きになり、毎週2回くらい通っている。ただこの店に関しては注意するところがあり、主人が厨房に立っていない時は入らないほうがよい(実はこのことは、今日学んだ)。 今日入ってみたら、主人はおらず、人生を中途半端に生きているかもしれない青年が厨房に立っていた。まあ、それはいい。昼食時を大きく外した時間であったこともあり、客は我輩と50歳くらいの婦人、それとラーメンを食べずに履歴書をせっせと書いているこれまた何だかなー…な女の子が座っていた。 この店にバイト応募した女の子か? それで急遽、書かせられているという設定か? まあ、それはいい。 お?いつのまにか大盛りが無料になっている。 ということは、流行っていないということか? まあ気にしないでおこう。 ラーメンをすすっていると、隣のその女の子が、 「ねえ。『志望の動機』って、何書けばいいの?」 すると厨房から青年が出てきて 「『親が病気で』とか書いときゃいいんだよ」
なるほどわかった。 多分こいつら二人、友人か恋人かよーわからんが、店という仕事場を私用して、この店以外のバイト先に提出する履歴書を書いているという設定なんだろうな。
気のせいか、いつもと違い、今日のラーメンは非常に不味かった。雰囲気がどーのこーのということではない。ただいつもと違い、何故不味かったのか、理由はわかったけどな。
やれやれ。
|