tdd diary

2017年05月17日(水) 「ガーディアンズオブザギャラクシー vol.2」

ヒットした作品の2本目だというのに、攻めと守りのバランスが良くとれてて心から楽しんだ。作ってる側が、観てる人たちがこのシリーズのどこが好きなのかを的確に把握しているのだと思う。

マーヴェル作品を乗りかかった船というノリで見続けてきて思うのは、「アイアンマン」も「キャプテンアメリカ」も「マイティソー」も、これまでのどの「スパイダーマン」も、1作目が結局1番面白い。取りまとめた「アヴェンジャーズ」ですら1作目の方が面白かった。ヒーローものは出オチ感が否めない。ヒーローである限りは敵が現れて倒す、もっと強めな敵が現れて倒す、この繰り返しにしかならない。ヒーローの苦悩はクリストファー・ノーランが「ダークナイト」のシリーズでやったので、マーヴェルの「シヴィルウォー」は正直薄っぺらかった。

正攻法のヒーローと敵というところから外れるから「アントマン」や「デッドプール」が好きだし、今回の「ガーディアンズ」も宇宙を救ってはいるものの、個々にさほどの正義感や責任感はないから楽しい。


そうやってよくよく考えると、ヒーローが見たいわけじゃない自分のような人間も楽しめるシリーズをすでに3つ打ち出している、これこそがマーヴェルの凄さな気がしてきた。


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hatori [mail]