tdd diary

2012年02月01日(水) 「ヒミズ」

仕事後、有楽町。びしばちゃんと待ち合わせて今年最初の劇場映画「ヒミズ」。水曜のレディースデーと1日の映画の日がかぶり、私が仕事終わってすぐチケットを先に買いに行ったらギリギリだった。マンガの「ヒミズ」はカズの部屋に遊びに行った時だからもう何年も前に2巻か3巻くらいまで読んでそのままになっていたけど、映画の「ヒミズ」は完全に園子温監督の作品になっていた。


中盤までの2人の会話、というか女の子の感じがもう突飛で。いきなり何か言うんだけど、もう監督に追いつめられすぎて表情とかが凄い。そんなだから会話が成り立ってるようで成り立ってない。でも成り立たないような追いつめられた状況に映画の中の2人ともがいる。そういう2人の会話なので、キャラクターとして状況に追いつめられてても、役者として監督に追いつめられてても、結果的には追いつめられた2人になっているという点で近いものが仕上がっているという不思議。

去年の5月頃だったか、被災した人に義援金とともに手紙を書こうというのをやっているところがあって、少しでも声をかけたいという気持ちを届けますということだったのだけど、何も失っていない自分がいったいどんな心持ちになれば言葉をかけられるというのだろうかと思って、とても何かを伝えたいなどという気持ちが自分の中に見いだせなかったんですが、それでもどうしても何か言葉をかけるとするなら、それはこういう事なのではないかというような終わり方をしていくラストシーンで。私は少し泣いていたが、終わったらびしばちゃんは全っ然泣いてなかった。友よ!びしばちゃんと観に来てよかった。ものすごく強くて冷たい風で「寒ーーーっ!」って言いながらお茶して帰る。


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hatori [mail]