お昼過ぎに実家から帰ってくる。NHKで志村ふくみさんのドキュメンタリー「色と生きる 志村ふくみ」をやっていたのを見る。去年、wilcoのライヴを観るために大阪に行ったとき、行くところリストに入っていたberlin booksという本屋さんで志村ふくみさんの改訂版じゃないほうの「一色一生」を見つけて買った。赤っぽい表紙のイメージだったんですが、古い方は茶色とベージュの織りの表紙。

ドキュメンタリーの中で京都の中学生に志村ふくみさんが染色のワークショップをやった時の映像があって、学校の外にある植物や家にある野菜を持ち寄って染色をしていて本当に楽しそうで、糸の染まる瞬間に自分も立ち会えたかのような感動。本や新聞で読む志村ふくみさんの文章だけでも色に関しての表現力や色に対する視点が豊か過ぎるために目に見えるように色が感じられるものだけど、中学生が葉っぱやタマネギから鮮やかな色を取り出していく様子は素晴らしかった。薬品の色染めとは違う繊細な色。そのあと、工房で作品の染色に取り組む志村さんの姿勢にまた感動。手が切れるような冷水、とナレーションで言われるだけでは伝わらないほどの過酷な作業に、色と表現への探究心でまっすぐに向き合う様子など、新年早々姿勢を正される思い。
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