仕事帰り、図書館へ。 ・「志ん朝復活(ほ)」(cd) ・「飛田和緒のひとりごはん日記」 ・「変愛小説集」岸本佐知子編訳 ・「市川準」河出書房新社編 ・「蟹工船」小林多喜二
読み始めた「市川準」という本の中に市川監督の書斎のdvdの棚に、ダルデンヌ兄弟の「ロゼッタ」と「ある子供」のdvdがあった。先日の日記にも「BU・SU」と「ロゼッタ」に流れる同じ空気について書いたけど、市川監督がダルデンヌ兄弟の作品を嫌いなわけがない。特集放送を観るたびに、ダルデンヌ兄弟の作品に通じるものを感じていたのでやっぱり、と思った。監督、「ロルナの祈り」も観れてたらなあと思ったりした。

ある時、本が差し出された。テネシー・ウィリアムズの「ガラスの動物園」。 読んでないって、言ってたでしょ。 それでも、後日感想を書いて渡したら、目を輝かして面白がっていた。文の結びに「以上」と書いた、それが可笑しいと。そんなことを面白がる人がいるなんて、なんだかとても嬉しくなった。 「いつか、きっと映画を撮るから、その時は見に来てね」。 知り合い始めの十代の頃、そんな事を言っていた。 「今、友人たちと8mmで映画を撮っているから、君も、手伝いに来て」と、突然の召集がかかったりもした。驚きととまどいの連続だった。でも、私にとっては、随分とにぎやかな、まさに絵に描いたような青春だった。
亡くなった市川準監督を振り返って、奥さんの市川幸子さんの寄稿から。
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