野球見に行って、帰って来てから思い出してスカパーで放送されていた「それぞれのシネマ」を途中から観た。昨年のカンヌで上映された35人の監督がそれぞれ3分間で作った「劇場」がテーマの作品集です。私が観たのはチャン・イーモウの作品からだったので、北野武のも、ダルデンヌ兄弟のも、コーエン兄弟のも、ナンニ・モレッティのも観れなかった。来週のリピート放送を録画してちゃんと観ようと思います。観れた中のでも、チャン・イーモウのも良かったし、アキ・カウリスマキのもアッバス・キアロスタミのもチェン・カイコーのも良かった。ガス・ヴァン・サントもロマン・ポランスキーもケン・ローチも、いかにもこの人って感じでたった3分でここまで個性が出るものかと思うと笑えるんですけど、そんな中でラース・フォン・トリアーの作品が本っ当に最低最悪の3分間で、私が大嫌いなラース・フォン・トリアーがご丁寧にご本人が出てきてやりたい放題やっている。私がジル・ジャコブだったらお蔵入りさせたのにと思うようなのだった。カンヌの60周年の記念作品だよ、そんな空気も読めない映画監督だったのかなー。次観る時もこれは早送りしなくちゃ。

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