tdd diary

2008年01月20日(日) 「riding giants」

天気崩れるって言ってたのにいいお天気で洗濯など。お昼頃、スカパーでドキュメンタリー映画「riding giants」を観て、清々しい気持ちでいっぱい。サーフィンのドキュメントなんですけども、なんとも言えない、いい作品。サーフィンというものを作り上げてきたような、もうおじいちゃんみたいな歳のサーファーがいっぱい出てきて、顔を輝かせて海や波の中に自分が見てきたものを語ってくれる。作っている人のその人たちに対する敬意みたいなものも感じるし、同時代を過ごしたサーファー同士のあいだにある敬意みたいなものも感じられる。

スケートと何が違うかと考えてみると、スケートは自然が相手ではないので表現の要素がかなり大きい分、サーフィンは自分よりも海が先にあって、なおかつ今回のようにより大きな波に惹かれていく人たちは自分とも向き合わないとやっていけないようなところもあって、根本的に使っている脳も違いそうです。もっと大きな波、もっと早くて力強い波を乗りこなしたいと思いつつ、実際そういう波を前にすれば自分にどれくらいの勇気があるかっていうような気持ちの部分にも自分の中で答えが出てしまうような、すごいスポーツ。


構成の感じとか、何より出てくる人たちの魅力の引き出し方も似てる、と思って後で調べたら、やっぱり「dogtown & z-boys」のステイシー・ペラルタ監督の作品だそう。記録映像としての素晴らしさと、出てくる人たちの魅力でただのドキュメンタリー作品ではなくなっていた。脚本があるんじゃないかってくらい、サーファーたちは心に残るような話をいくつもしてくれる。簡単には作れない。聞き出す方もすごいのだと思う。


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hatori [mail]