tdd diary

2008年01月07日(月) 風雅

仕事終わって、毎年恒例になっている仕事初めの日の浅草寺初詣。お詣りしてふと気づいたらバッグの中の手袋が片方ない。あったかいやつだったのでどんよりとショックを受けながら、おみくじ引いたら吉。良い悪いはここまでの行いの良し悪しで決まるとか、でもだいたい願いごとは叶うっぽいことが書かれてた。しかもおみくじの番号が七十六! なので、普通なら諦めて帰るところを、銀座線の浅草駅の遺失物まで行ってみることに。駅員さんは手袋ごときのことでも2人して優しい対応をしてくれたので、見つからなかったけど何だかもう充分だなあと思って、お礼を言ってバスで帰ろうと地下鉄を出たら、地下鉄口の前のさくに、私の手袋が引っ掛けてあった。わあーっと感謝しながらきっと今年はいいことがある、と思ってバスで帰る。

夜サチコさんから電話。10時から沢木耕太郎の「凍」の山野井夫妻のドキュメント「夫婦で挑んだ白夜の大岸壁」をやるって話。1300メートルでもこんなに高いのかとか、本を読んでいただけでは見えなかったものが映像で観れるっていうのはすごいなと思った。山のための生活をする2人を見て、このドキュメント自体も山に登るためのものなんだろうと思ったりも。ずっとソロで山に登っていた山野井さんが妙子さんとだけは一緒に登れるって話をしてた時の「それは登山家としてというよりは人間として、一人の女性として見てのことだと思います」みたいなことを言ってた時の表情とか、「ギャチュンカンの時がどうだったかなんて、もう今はどうでもいい。明日どうやって登ろうかってことしか考えられない。」ってちょっと苛つき気味に言ってた表情とか、登頂した時も含めて登っている時の生き生きとした表情も、いつもいい顔ですごいなあと思う。指を失ったことを受け入れ難い瞬間が、登っている時にあるんじゃないかって思ったりもするけど、それすらも山のことだけしか考えてないからどうでもよくなってる感じだった。それくらい自分の中にまっすぐ求めるものがあると、人はこんないい顔になるのかと思う。




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