tdd diary

2007年03月01日(木) pictures

映画の日で休日。お昼過ぎに丸の内線で新宿へ。テアトルで「松ケ根乱射事件」を観る。いつも思うんだけど、人が住んでる家に入って行って映画撮ってるのかなってくらいに映ってるものが全部リアルです。テーブルとかこたつの上のごちゃごちゃしたものとか。わざわざ作られた感じの"ありのまま"とかでもない。登場人物とかもこれまでの作品に輪をかけて放ったらかしな感じで凄かった。新井浩文が銃を乱射って、頭だけで想像したらけっこうかっこいい感じにもなりそうなところを、山下監督が撮ると絶対にそんなことにはならなくて、そこがこの監督のすごいとこだなと思ったり。普通の人が銃乱射すると、きっとこんな風に格好悪いんだろうなーっていう、いいシーンだった。



あと途中、いろんなゴタゴタがあまりに鬱屈し過ぎて双子の兄が壊れたシーンがとっても良くって、それを何となく受け止める弟との関係みたいなのが妙にリアルさを持った親密な感じですごく良かった。小さい頃からあらゆる局面で比較されてきた双子の兄弟って感じがしてうわーと思ったり。役者の作る空気もあるけど、私が監督だったらこんなシーン撮れたらすごく嬉しいなーと思う。でもこんな現実離れした状況でなくとも人は鬱屈する。言葉で言い表わすこともできず、気持ちの行き場がなくなってどうにもならなくなった時に、話をするでもなく、取っ組み合うでもなく、何となく受けとめてくれる人のいることの幸せ。そういう人がいてくれないと辛い。銃でも乱射しないと収まりがつかなくなる。山本浩司が出てきてもよさそうで、出てこなかった。そういえば今NHKでやってるドラマ「ハゲタカ」にちょっと出てた。

山下敦弘監督の次回作は「天然コケッコー」。あのくらもちふさこの!また田舎の話だ。そよ役は名前忘れちゃったけどcmに出てる可愛いコです。女の子の描き方があんまりキラキラし過ぎないだろうから、どんな風になるか楽しみです。脚本が渡辺あや!音楽なぜかレイ・ハラカミ!


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hatori [mail]