tdd diary

2006年04月29日(土) mellow

気がつけば3日連続で映画館に足を運んだのは生まれて初めてのことです。3本中2本はタダ券だったにせよ。小学生の時の作文で将来の夢は映画評論家になることだと書きました。映画観て感想文書くとお金が貰える、それ以前に映画をタダでたくさん観れるという、この上なく気楽な稼業なはずだという、子供ながらの安易な考えで書いたわけですけども、月にたったの1本、それもタダで観れるにも関わらず、2時間程度暗いところでさして興味の持てない人の表現につき合わされるという、いっけん気楽なように思えるこの行為が、どれほどしんどいものかを5本(そのすべてを仕事帰りに観たという状況もあるかもしれないけど)観て思い知りました。自分が好きな要素が一つもない映画を、もしそれを仕事として観るとしたら、映画評論家ほど過酷な職業もないんでなかろうかと。仮に沢木耕太郎のように、いっぱい観た中から選りすぐって自分が書きたいと思った作品についてだけ書けばいいとしても、いっぱい観るというその行為自体がまず大変なことなのだなあと思った次第です。好きな映画だけ観て好きなこと言えるという状態が、私にとっては1番健康的な映画鑑賞のあり方だというのを自覚しただけでも自分の為になりました。つまんない映画も面白い映画もあること、それこそが映画の素晴らしさだと、そいういう境地に一瞬だけ立てたような気がしましたが、気がしただけのようです。


修行が足りませんね。滝にでも打たれて来ましょうか。

沢木耕太郎といえば淀川長治と話した時に「淀川さんから映画をとったら何が残りますか?」と端から聞いても恐れ多くないか、それ。っていう質問を直接したことがあると書いているのを読んだ。淀川長治は「私から映画をとったら、教師になりたかったという夢が残る」と答えたという。

それにしても映画館でタダで観れることの魅力は計り知れない。今後は試写会とか応募してみようと思ったりしました。


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hatori [mail]