| 2006年03月15日(水) |
show by ショーバイ |
仕事帰り、上野。また会社からもらった株主優待のタダ券で今度は映画「フライト・プラン」。1月から4月までオンリーの月1本で続く、この『自腹じゃ観たくないけどタダ券もらったから観る東急系の映画』シリーズ。1月は「博士の愛した数式」で寝てしまい、2月の「PROMISE」で笑い転げ、今回の「フライト・プラン」に至ります。奇しくも日本映画、中国映画、ハリウッド映画、と見事にどちらさんもお国らしさ丸出しの映画を観ることになったわけですけども。
「フライト・プラン」。なんで娘がいないの?娘、どこー?どこー?と言ってジョディ・フォスターが飛行機の中で頑張る映画です。ジョディ・フォスターが気狂いで、娘なんて始めっからいなかった、っていうベタベタのオチだったらジョディ・フォスターが出ないだろうと思って観てたんですけど、やっぱり気狂いオチではなかったので普通にストーリーを追っていくだけで全く頭を使わずに観れるザッツ、ハリウッド映画。本編始まってから終わるまで、ちゃんと面白い。まったく良く出来ている。良く出来過ぎてて目にとまるシーンが一つもない。そんでまた、観終わった後の自分に残るものも何もない。これがエンターテイメント映画ってもの。ジョディ・フォスターと渡り合う男役にピーター・サースガード。マギー・ギレンホールの彼氏ってイメージばかり強かったですけど、いい俳優なんだなあと改めて。

ある時から、自分がこれから観られる映画の本数やそれにかかる時間やお金のことを考えてみて、映画を観終わった後の自分に全く残るものがないような映画を映画館には観に行くまいと決めました。とはいえ、テレビでやってるハリウッド映画を観て育っているので、ヨーロッパの映画観たり、お金のかかってない映画を観るようになっても、結局ルーツはここなんだなあと思ったり。でも自腹で観る気はしないけど。どんな映画が好みかなんて、大人になればみんなそれぞれなので、自分が観たい作品はしっかり映画館で観るべきで、そうじゃないのはそうじゃない所で観ればいいわけです。便利な世の中だねえ。
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