日記
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2005年11月23日(水) また行けることになった

年明けからだから、死傷者もでるという大晦日の花火には遭遇できないが。
今度は僕一人なので、ホテルを思いっきりチープなところにしてみようかな。
ドミトリーとか泊まったことないから経験を積む上で一泊くらいするのもいいかもな。治安が心配だけど。

治安といえば、アムスもさすがにきな臭い感じは前回いったときも感じた。
まず、スキポールの入国審査からして、僕らのあとに来ていた褐色の肌の男は「何を見るのか?」「ホテルはどこだ?」おまけに「金はいくら持ってるか?」なんて聞かれていたし。移民に警戒心が強くなっているというのは本当らしい。あと、アムスの街中でも、歩行者天国で自転車に乗っていた少年(これも有色人種)が警官に結構厳しく長い間説教されていた。別にたいした罪じゃないはずなのに。僕らなんか仕草で注意されただけだ。

もっと感じたのは街の政治的ポスター、去年あたりは、路面に描かれた自転車のマークをこぐ格好の男が「俺が世界の指導者だ」と言っている写真(寝そべる格好で上から写真を撮られている。しばらくどういう構図なんだか分からなかった)が、ブッシュを風刺するのに使われていて、「あ、すげー。このひねり感がアムスだ」と感動したんだが、(余談だがその後行ったロンドンでは「ブッシュは世界最大のテロリスト」とか言うのが得意げに一杯貼られてあって(コベントガーデン?が特にひどかった)、「それで何か上手いことを言ったつもりなのか、その単純さで批判する対象と同列。まロンドンはこんなものか。路上でマッシュルーム売ってて、一昔前の渋谷センター街ですか? Innerspaceで買ってからMelkwegに入ったら中でもInnerspaceが売ってたアムスとは隔絶の感だな」とかアムスが恋しくなった)、でも、今年行ったら「Stop Bush」なんていう率直すぎるポスターがあって、「ああ、結構追いつめられてるのかもな」と思った。それでもそう素直に言うのはいいよな。二項対立を逆にしただけで変に得意になって「ブッシュこそがテロリストでーす」なんて言うよりは青臭くない。「ビンラディンをアメリカ大統領にしましょう」くらい言え。

今度行ったらどんな政治的ポスターがあるだろうか。元通りの、こっちが考えてから、あ、そういうことか、キマってますね。と言えるようなのがあるといいな。で、またもう一段階後から分かるのとか最高。


けん