ある島国とはどこか?
それは淡路島かも隠岐の島かも佐渡島かもしれない。それとも1家族かも1教室かもあるコミュニティかもしれない。または世界の中の日本かも世界の中の北朝鮮かも銀河系の中の地球かもしれない。もしかすると陸の孤島的な集落かもしれないしアフリカのある小民族なのかもしれない。
ただ、それは解らない。解っていることは、そこに桐原と藤田が居るということだけだ。
ケーキを食べた数日後、桐原は消えたと思った疑いがまだ残っていることに気づいた。実際のところ消えたのではなく大きなインパクトによって一瞬忘れてしまっただけだった。もちろん大きなインパクトとはケーキのことだが。
そしてその疑いの芽は消えることは無くすくすくと育った。どんな過酷な状況でも根を張る種は居るのだ。いや、それは種に拠るものではないかもしれない。ただタイミング的に根を張ってしまっただけかもしれない。
しかしながらそれを美談にしたり根拠づけるのがメディアだ。己の意志ではなく締切や報酬や権力のために上げなくてはならないメディアの仕事だ。
話は逸れたが、結局根を張るか張らないの本当の真実は、ただの運だ。エジソンは99%の努力と1%と才能と言ったが、言ってしまえば詭弁。80%運と19%努力と1%才能。それが真実なのである。
何を言っても基本的には産まれた時に多くのことは決まっている。誰もそれは否定できない。
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