いつもの日記

2002年01月21日(月) 悟空 vol.3

そんな事情もあるけど、悟空も子供の頃はピラフがついた初歩的な嘘に引っかかるほど、
相手の事を鵜呑みに信じる純粋な心を持っていた。

しかし大人になってからは、まったくそういう手口に引っかからなくなった。
それは悟空が相手を疑うという事を覚えたからで、
そのお陰でキント雲には乗れなくなってしまった。
そういう訳だ。悟空とキント雲にはこんな事情があったのだ。

大人になってからの悟空は、かなり俗っぽく、本当にしたたかで、とても計算高い。
そして、なによりかなりのMである。
そうでもなければ宇宙船の中で、自らが出した気を自分に当てて楽しんだりしない。

「カメハメ波ー!」
(カメハメ波が旋回し「キュイーン」と戻ってくる。悟空はそれを避けられず当たる)
ドン!(悟空跳ね飛ばされる)
「うわぁ!!・・・うっうっううう。。。くそっ、負けるものか!!」

おいおい。それはあなたが出した気ですよ。あなたが。
まるでコント。まさに一人漫才。だから彼は面白い。
超人的なパワーを持ちながらも、綿密に計算されたコントと一人漫才。
やはり彼から目が離せない。


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