於徒楽的日記(OFF生活編)
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2002年08月21日(水) 祖父から託された賜物

 明けてゆっくりホテルを出る。2組の親子でこの日別行動。姉と甥は海の中道にある水族館へ。母と於徒楽は福岡市の隣にある古賀市へ。
 於徒楽がまだ生まれる前、母の父が住んでいたところを訪ね歩く。母のわずかな記憶を頼りに、交番で地図を見て、手がかりとなる連絡先を伺い目標確認。
 先に昼食を済ませる。JR古賀駅前には大きなショッピングセンターがあって、そこのフードコートに入るとファストフード系の御三家がドデンと入居している。マクド、ケンタ、ミスドなり。うーむ、何処行ってもセットやねぇ。
 於徒楽の母の父、即ち祖父は実は牧師だった。そんなルーツがあるという話はたまに親子の雑談で聞いていたものの、この日改めて祖父の暮らした教会に足を踏み入れて、何ともいえない至福感を味わった。牧師の孫ねんねぇ、しみじみ。
 あまり詳しく書くと(といっても古賀市内のプロテスタント系教会といえばある程度絞れるってか)匿名性にヒビがいくのじゃが、その教会は数年前改築して、教勢は芳しくないのに冠婚葬祭の会場としての機能を保っているお蔭で建築費用の返済が順調、とのこと。残念ながら現住牧師は不在だったがこのとき応対してくださった方は、言葉のひとつひとつから典型的なキリスト者のオーラを放っておられた。こうして訪れることが出来たのも神の業、ということで。
 帰りの新幹線のぞみの出発までまだ時間が在るので、博多へ戻るついでに西鉄やタクシーやJRや地下鉄に乗りまくりながらあと2箇所歴史的名刹へ。ひとつは香椎宮、もうひとつは箱崎宮。前者は蛍の生息する池があって、宮殿の造りがユニーク。後者は「敵国降伏」の文字が特徴的。鳥居は北側の海へ続いている。さすが大陸に近い土地なり。
 京都に着いたのはすっかり夜だった。


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