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2004年05月23日(日) ニューオーリンズ旅行記(4):ガーデンディストリクト訪問



早朝5時くらいに眼が覚める。旅に出ると、決まって活動開始時間が早くなる。さっぱりした寝具のおかげで目覚めは快適。旅行記のための備忘録を書いたり、本日の目的地について少し下調べをしたりしてから、コーヒーを飲んでホテルを出る。

友人が薦めてくれたMother’sで朝食。ここは南部の典型的な家庭料理を食べさせるレストランで、古くから有名人が訪れている。小汚い食堂といった風情ではあるが、料理は確かにいける。ソーセージが美味。グリッツというコーンのおかゆのようなものも初体験。



そこからSt. Charles Street Carでガーデンディストリクトと呼ばれるアップタウンの高級住宅地を歩く。南部の古きよき時代を忍ばせるような豪奢な邸宅が今も維持されていることに感嘆する。







ラファイエット墓地まで歩くと、Brennan氏のコマンダーズ・プレイスという有名レストランが見えてくる。ライトブルーのペンキで塗られ、ライトブルーと白のストライプのビニールの雨よけという信じがたいほど安っぽい外観。しかし、黒塗りのリムジンが何台も店の前に停車し、正装の男女が次々に店に入っていく。

にわか雨。Street Carで終点まで。終点で小銭がないことに気づく。このストリートカーは、ちょうどの金額でないと受け付けない。5ドルしかないのだが、と言って乗り込むと、車掌が「だれかこの人のために崩せる人はいないか」と聞いてくれる。親切な年配の黒人男性が、快く崩してくれる。この例に限らず、一般にニューオーリンズの住民は親切だ。サザン・ホスピタリティという言葉は、そのままここで生きている気がする。


ロヨラ大学周辺。

ストリートカーに乗っているだけでも結構楽しく時間を過ごせる。やがて雨は上がり、太陽が顔を出す。そして終点のCanal Streetへ。一度ホテルに戻り、一休みする。

***


夜、Acme Oyster Houseで生牡蠣を食する。美味。


プリザベーション・ホール再び。最後まで粘り、受付の女性に色々聞く。前回に気になったソプラノ・サックスのプレイヤーの名前を聞いたところ、Mr. Goetheであるとの返事。予想通り、フランス人だった。







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