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2004年02月07日(土) 留学日記:NYの夜は更けて(1)



サンパウロ大学で研究生をしている彫刻家の友人(彼は彫刻で日本初の博士号を取得した。)がNYに来るというので、週末に会うことに。せっかくの機会なので、大学の同級生で、NYで美術史の博士課程に在籍中の友人Oを誘って一緒に食事をすることにする。

ブラジルの画家であるGustavo von Ha氏やNYの画廊の関係者、それに数学のポスドクをしている彼の友人とshimaで食事。やはり美術の世界の人間同士、非常に狭い世界で、共通の話題が多い。現代美術に関心はあるが、NYのアートシーンにそれほど詳しくない人間としては、実に興味深い会話であった。von Ha氏は、ロンドンでの展示会を終えてNYに来ているが、ロンドンの展示会は大成功で、作品は全部売れたとのこと。

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ちなみにvon Ha氏のサイトはこちら。非常によくできたサイトで、氏の作品の魅力が余すところなく表現されている。

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その後、バーをはしごする。ジャクソン・ポロックやウィレム・デ・クーニングなどの抽象表現主義の芸術家が集っていたCidar Barにも行くが、残念ながら満席。ちなみに友人Oいわく、ポロックとデ・クーニングはこのBarで殴り合いの喧嘩をしたこともあるらしい。

夜も更けてからグリニッジビレッジのJazz Bar "Fat Cat"へ。くつろげるソファに座り、コロナビールを飲みながらJazzを聴く。最後列なので、会話をしながら聴いていてもかまわない雰囲気である。ブラジルの音楽の流行などの話で盛り上がる。Bossaなどはアメリカでは人気があるが、ブラジル国内では余りpopularでなく、古い音楽で言えば、Choro(ショーロと読む。)の方がよほどいい音楽があるとのこと。おすすめのアルバムの名前などを聞く。

石の彫刻家である友人いわく、ブラジルは、石の宝庫であって、その種類の豊富さだけではなく、世界のほかの場所で採れない貴重な青い石が取れるとのこと。彼とNYの街を歩いていると、ホテルやデパートの入り口に使われている石などを鋭く見て解説してくれるので、見えているものが違うのだな、と実感。

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美術館と画廊めぐりに行くことを約束して、Hotelに戻る。

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