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2003年09月11日(木) 留学日記:911/水難





911の二周年。

個人的には水難の一日。風邪を引いたり疲労がたまったりしていたためか、図書室で飲んでいたミネラルウォーターのペットボトルをうっかりノートPCと一緒に鞄に入れてしまったのだ。これが事件の始まり。

図書室から教室に着くまでのわずか3分くらいの間に、ペットボトルが破損していたらしく、水漏れを起こしていたことが判明。それも鞄の中に溜まるくらいの量。当然ノートPCは水に浸かった状態であった。

慌ててすぐに水を切ったが、鞄の下の側になっていた左サイド5分の1くらいは、明らかに水を被っている。バックアップは取ってあるものの、アプリケーション類をどうすべきか、失われた設定をまた戻すのにどのくらいかかるか、また予備のノートPCは持ってきているが、Let’s Noteをネット上で購入し送ってもらうのに何日かかるか、などと考え事をしていたために授業が手に付かない。とりあえずショートを防ぐためにバッテリを外す。その後、今日の授業と早期対処によるPC回復の可能性とを秤に掛け、後者を選択。途中退出して太陽光線の当たる場所で乾燥させることにする。


事故直前のノートPC。このペットボトルが災厄の原因。

半ば意気消沈しつつ、友人たちとメキシカン料理の店で昼食。その後、またノートを乾燥させる。幸い、秋のフィラデルフィアには珍しく快晴で、陽射しは強い。そういえば、911も雲ひとつない秋晴れだった。十分乾いたことを確認したのち、休止状態から完全なシャットダウンに変更するため、一か八かで立ち上げてみる。すると、意外にもWindows XP Proがしっかり立ち上がる。しかし液晶画面はかなり損傷を受けている。タッチパッドも利かないときがある。場合によっては分解が必要かもしれない、と覚悟する。無事シャットダウンし、バッテリを再び外す。

いずれにしても、数日掛けてしっかり乾燥させる必要がある。内部に水が入っていると、使用しているうちにショートを起こしたり、キーが利かなくなったりすることもあると聞いている。ただでさえ勉強の負担が大きいこの時期に、ここでノートPCが使えなくなる事態はできるだけ避けたい。しばらくはノートPCの使用を控えたほうがよいだろう。

***

その後、Whartonのセミナーに出席。日本人Wharton生の企画によるもので、日本のベンチャーキャピタルの現状と題するもの。その後の飲み会で、様々な興味深いお話を色々な方から伺う。Whartonは全米トップと言われるビジネススクールだが、日本人の入学者数はここ数年激減しているらしい。セレクションの際、相当バイアスが掛かっているとのこと。日本の市場がそれほどにまで魅力を失っているということだ。









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