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2003年07月02日(水) パリ留学日記:ロワール紀行(1)ヴィランドリ城


朝5:30に、デジタル時計のアラームで目が覚める。6:20のモンパルナス発のTGVの予定なのだが、前夜眠れなかったためもあり、シャワーを浴びても頭がすっきりしない。始発のメトロがなかなか出発せず、到着が遅れる。メトロのモンパルナスからTGVの乗り場まで、全力で疾走する。ぎりぎりにモンパルナスのVoie5に文字通り駆け込むが、目の前でTGVは出発してしまう。まるで映画のようなタイミングでの乗り過ごし。

TGVを改めて予約しなおし、トゥールへ。約一時間強で到着。トゥール駅のそばのインフォメーション前で、その日の午前中の観光ガイドを探すも、定員であると言われる。しかし、最後の最後で、一人キャンセルが出て、行けることになった。(後で判るが、この日の我々は本当に悪運が強かった。)

ガイドは英語はうまくないが、一応できる。フランス語で説明をしていたが、友人のために英語で説明して欲しいというと、ちゃんと説明してくれる。だが、その内容はフランス語の説明に比べて半分以下である。

ガイドの説明では、ロワールには220のシャトーがあり、その殆どは個人所有で、そのうち公開されているものはわずか15であるとのこと。公開すると改修などの際に公的な補助が得られるが、反面、様々な規制に服さねばならない。公的な補助はメインテナンス費用の6割しか出ないが、実際には業者が高く見積もりを出して、所有者にキックバックをするので、殆ど出費はないとの説明。実質的には詐欺なので、まずいのではないかと思うのだが、そんなものらしい。

そうこうしているうちに、最初の城館、ヴィランドリ城に到着。こじんまりとした城館で、一族で所有しているとのことである。まるで迷路のような庭園が見事。



庭園を見渡す犬の彫像がなぜか寂しげである。



その後、塔から見える隣の城下町?がどうしても気になって、時間が余りなかったのだが、走って見に行く。小さな街であるが、路地を歩くと、実にのどかで、私の路地裏歩き趣味にマッチする。



とりあえず、ヴィランドリ城はこの辺で。











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