2003年05月09日(金) |
日々雑感:彫刻家という人生 |
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彫刻家を生業としている友人から、個展の知らせが舞い込んだ。 日本橋三越で開催するとのことである。
以前に見たのは、クラムシェル型の大理石の彫刻であり、 それも含めて展示されるようだ。
彼の父親はフレスコ画を得意とする有名な画家であるが、そのフレスコ画を描く際に用いられる、絵具を早く乾かして発色をチェックするための「石」(Pietra di Paragone)が持つ寓意が、彼のテーマの一つである。私のような彫刻の素人が見ても、美しい造形である。こんな表現手段を持てる人生に、憧憬を抱くのみである。
http://www.mitsukoshi.co.jp/art/info01.html#07
日本初の彫刻博士号取得者である彼の活躍に期待したい。
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