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2002年03月05日(火) いつものbarで

先週の金曜日は、仕事を早めに切り上げて帰宅途中に同僚と飲むことができた。
それも、午後9時前である。昨年まではおよそ考えもしなかったことだ。

久しぶりに神楽坂のBarへ。
留学がいよいよ来年に迫っているので、自ずから留学の話題となる。

Harvardは、大学の成績が重要視されるらしいとか、NYUはTOEFLのスコアが重要だが、スコアさえ取れていれば通りやすいとか。そんな話題。
面白くもないが、切実である。

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マスターが、私の顔を見るなりポートエレンの新しいのが入りました、といって18年ものを薦めてくれる。

ポートエレンは、1983年に閉鎖してしまったディスティラリーだが、人気は高い。今ある在庫がなくなれば、もう飲むことはできない。勿論いただくことにする。ピートの薫りが香ばしく、口あたりもよい。次に来るときまで残っているだろうか。

この日誌を読んでいる方は、私のことを銘柄ばかりに拘るスノッブと思っておられるだろうが、要は美味ければよいのだ。美味いものを銘柄で記憶しておこうという習性があるので、ワインでも、日本酒でも、シングルモルトでも、同じである。

名前のあるディスティラリーやシャトーにこだわるのは、小説家の名前で次に読むべき小説を決めるようなもので、あたり外れがある程度予測できるという程度のメリットしかない。愉しみは、むしろ一度も試したことのないものを頼むことにある。

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その後キングスレーのカリラを頼むが、これは見事に失敗。友人と二人で首を振る。








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