1998年07月13日(月) |
少年審判廷での出来事 |
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家裁修習も、いよいよ佳境。
少年事件が興味深い。少年審判廷で涙を流す少年を見た。少年の涙は、私の心に意外にも深く突き刺さり、暫く心の一部で矢のようにふるえていた。
泣く少年にも2種類あって、一つは鑑別所で2週間から3週間監護措置を取られたことで自分自身の犯した非行を見つめ、自分自身のあり方を考え、真摯に反省する少年と、自分が少年院に送られることを裁判官の態度から感じ取って泣き出す少年である。
どちらの少年も、泣いているときは、やはり幼い少年の眼をしていた。
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