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書記官室研修。民事裁判官室に来てから書記官の方々との交流も増えて、ある程度は書記官の仕事も見ていたが、実際に書記官の仕事を体験してみるという修習である。
この修習は他の修習地でもやっているかどうかは知らないが、有意義であるのは間違いがない。書記官の存在が裁判という制度を成り立たせる大前提になっているからだ。
裁判官だけで裁判が出来ると思ったら大間違いで、書記官の方々がいい仕事をしてこそ、ようやく裁判官の出番となるわけである。実際には、訴状の審査から始まる受付業務、立会業務(法廷での立会、調書の記載、当事者および証人の呼出等々)、その他競売、執行、破産関係などなどその業務内容は多岐にわたる。
訴状の審査を手伝わせていただき、チェックを受ける。相当勉強になるし、弁護士の視線から訴状の書き方を学ぶこともできる。出来ることなら、1日だけとは云わず、1週間ぐらい研修させていただきたかった。
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