1997年12月11日(木) |
ピアノにまつわる幻想:キーボード購入 |
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キーボードを買った。
私がピアノを辞めてからかなりになる。幼い頃に習っていた先生が亡くなってからというもの、白鍵と黒鍵の前に座る機会はなかった。おそらく、私にとって先生の飼っていたたくさんの猫の想い出とともに、永遠にその機会は失われ、将来もピアノという楽器に親しむことはないのだろうと思っていた。
だが、楽器店でキーボードを見て、拙いながらも弾き始めると、意外になじむことが判った。衝動買いに近かった。
かねてから弾きたいと思っていた曲はエリック・サティのジムノペディと、バッハのフーガの技法であった。ジムノペディを早速弾こうとしたが、手が三本ないと弾けないことが判明。一番低いパートを録音させて、 何とか曲の体をなすことができた。
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