1997年05月09日(金) |
文化ナショナリズム? |
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午前中は元駐米大使で早稲田大学の客員教授である栗山氏が来所して講演。しかし、駐米大使の任期中のエピソードなどは全くと言っていいほど聞けず。実に残念。時間も限られていたのだろうが、誰でも知っているような「国際社会の中での日本」という一般論に終始してしまった。レジュメに「文化ナショナリズム」なる耳慣れない用語があり、いったいいかなる新しい議論か?と少しだけ期待していたら、何のことはない、文化の相違から生まれる無理解とナショナリズムに流れがちな傾向のことを指しているらしい。
昼食を挟んで、刑事弁護の討論。論点の整理がうまくできないまま、中途半端に終わってしまった感が強い。その後、選択必修のセミナー。民事訴訟のプラクティスと題して現役の東京地裁の判事が講演。ここでも終始大づかみな和解と弁論兼和解、調停などの一般論が語られ、あまり得るところはなかった。
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