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ゴールデン・ウイークの前夜祭的雰囲気が色濃く漂う今朝の授業前の光景。 その和やかさを一変に跡形もなく崩壊させる「もの」が各自の机の上に並べられた。先週書いた初めての刑事裁判の起案が返却されてきたのだ。皆おそるおそる講評をのぞき込む。いつもは一、二行しか書かれていない講評が、細部までしっかり書き込まれていることに驚く。教官がどれだけ熱意を込めて読んで下さっているかが分かり、ありがたさを感じると同時に背筋に寒いモノが走る。ちなみに恥ずかしながら私の起案の最後に記されていた講評の一部を「公表」しますと、「証拠に基づいて分析していこうという姿勢は起案にあらわれています」。姿勢「は」という点に着目。後は推して知るべし。
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