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1997年04月14日(月) 即日起案、そしてハルキ再読


ついに来た。民事弁護の即日起案だ。何とか無難にまとめたような気がして、時間前に出てきてしまったが、 友人と話をしている内に、結構見落としをしていることに気づいて暗澹たる気分になってしまった。

部屋に帰って、洗濯物を整理しながら、村上春樹の「ノルウェイの森」を35度目位に読みかえす。 一時期のブームの頃はこれを読んで村上春樹が嫌いになったが、ブームも冷めて文庫本になり、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を 読んで彼を見直してから、改めて「ノルウェイの森」を読むと、これはとんでもない小説だということに気づいたのだ。 それ以来、僕は座右の書としてこれを読み返し続けた。生きているのに疲れたり、不必要に悲しい気分になっているときに、つい手に取ってしまう小説である。 そしてそのたびに、少しずつ違う印象と、安心感を僕に与えてくれるのだ。こういった小説を書ければ、本望だと思う。
ちなみに村上春樹にはもう一作きわめてすぐれた小説がある。「ダンス・ダンス・ダンス」である。もし機会があれば、読んでみるとおもしろいかもしれない。







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