SprengerDiary

2004年07月21日(水) 使って無い腰なのに

▼ちょっくらお仕事で中国まで。外交と段取りみたいなものをやってきました。相手先もかって知ったる何とやらなので、なんの気負いもなく普通にやってきました。ただ、ちょっと、運ぶ荷物重すぎ。
▼パスポートが中国のスタンプと、今は無きビザで埋め尽くされているのもちょっと寂しい気が。寂しさもさることながら、中国国内にはビザ廃止になったことを認知していない機関もあり「今回の入国のビザどこだ、スタンプも無いぞ!」と足止めを食らう場面も。身振り手振りで「ビザ必要ないんや、スタンプここにあるやんけ」と頑張って応戦。中国語できないからちょと疲れる。二泊三日の初日は顔合わせと軽い外食でお開き。食事終わって少し休憩した後に、現地の知人と共に足浴へ。足マッサージなわけだが、ちょっとした風俗と思ってもらって問題なかったり。花も恥らうお年頃なので、喜び勇んで出陣。結果、惨敗。小錦はいやだぁ。「うぉーあいにー」とか「あいらぶゆー」とか言われても、「わからな〜い」のゼスチャーで難を乗り切る。肩を落として戻ってくると、仕事の段取りに問題が起こった模様。現場にいるのでとりあえず対処。お日様昇ってから就寝。
▼二日目。午後三時くらいに起床し、現場へ。現場の作業現状を把握することも兼ねて、簡単なお手伝い。「確認をとって」を「それは無視して」と訳すのはどうかと思います。そうこうしているうちに夕飯の時間になったので、総勢十五名ほどで食事に。やっぱ中華は大人数だと美味しくいただける。でも、豆腐楊だけは勘弁。テーブルくるっとまわして、他人に押し付けることに。食事終了後、麻雀やるメンバーに「五百元あれば大丈夫」と大嘘をぶっこいて渡し、自分は財布に5千元入れてとんずら。向かうは昨夜の雪辱戦。
▼現地の社長さんと僕ともう一方の三人で出陣。「今日は新しいとこに行ってみようか」の言葉にそそくさと付き従う。やってきた場所はベンツの居並ぶ高級住宅街。期待大。男三人素っ裸になって風呂に入り。浴衣に着替え散り散りに。待つこと五分、おねえちゃん登場。問題ないっす、っていうか全然OK。かわいい。なんかオイル取り出して足に塗られる。マッサージ開始。二十分ほど経過して、いきなり不安に襲われる。「他の二人、ちゃんといる?」と身振り手振りと伝えると、おねえちゃんはにこやかに電話で確認を取り、OKサインを出してくる。安心に胸を撫で下ろし、次いで期待に高鳴らせる。おねえちゃんの軽くソバージュがかった長髪を、指で弄び雰囲気作り。おねえちゃんはおねえちゃんで、指先で僕の肩にのの字を書いて準備おっけー。二人の顔が近づき、ハグと軽いキス。いただきまーす。途端、お時間の合図。なんじゃそりゃ。おねえちゃんは目の前にハの字で座り、自分の名札を指差し「りんりんぱ、りんりんぱ(008)」と指名番号を連呼。訳せば「私008番、また指名してね」って事に。無理、明日帰国。
▼待合室に戻ると二人の姿が。「延長しただろ、身体冷えちゃったぞー」とのお言葉。はて、延長した記憶など……2、電話、OKサイン……あれか。すまんこってす。店を後にし、帰りのタクシーの中で社長さんが「あそこは何回も通って仲良くなるお店だね」と一言。今度は一回で仲良くなれるお店に連れてってもらう約束をし、解散。翌朝9時、現地を出立し帰路へ。成田に着き、事務所であれやこれや処理してから帰宅。思うに、仕事の記憶よりもおねえちゃんの記憶ばかり残る中国出張だった。
▼中国から帰って翌朝。今日も元気に出社と身体を起こす、のだが起こせない。はて、腰がなにやら一大事。もしやこれが、噂に聞くぎっくり腰(ホンモノ)。だめ、動けません。っていうか、かなりきつい。引っ越してまだ荷物の搬入していない室内をほふく前進。電話機を握り締め会社に連絡。案の定、笑われる。とりあえず何かあったら連絡をしてもらうという事でお休みすることに。何度か電話で連絡をもらったものの、出社しなくてもすむ案件だったので、一日中唸って過ごす。さらに翌朝、痛みはかなり引いたものの、ある一定の姿勢を崩すとちょときつい。会社に「まだむり〜」と連絡を入れ、色々な姿勢を試してみる。挫折。そうこうしていると、なべっちから「今着きました〜」と電話が。面目ない、待ち合わせ場所変えてくらはい、と伝え背筋をピンと伸ばして家を出る。普段の姿勢の悪さを痛感。ファミレスで諸々の段取りや企画の内容を話し、大体の方向性とスケジュールを確認。家まで来てもらって四方山話をした後に夕食、喫茶の後に解散。土壇場の場所変更した上に、引越し祝いのお蕎麦まで頂いちゃいました。ほんと申し訳ない。
▼翌日、まだ唸る。ベッドを買いに行く予定をキャンセルし、身体を横にくの字でディスカバリーチャンネルなどを鑑賞。飽きた。夜、会社から電話がかかって来て、近くの針灸医院に連れてってくれるとの事。お言葉に甘え、診療時間の過ぎた医院へ。早速腰を見てもらうと、どうも軽いぎっくり腰との事。軽いぎっくり腰と慢性の凝りが合併しているので、治るまで通院が必要というお話。慢性の方は首から腰にかけて全部ということなので、初めての針をちくちく頂く。痛点に当たるとちと痛いが、普通の場所は蚊に刺されたほども感じない。腰の骨盤がずれていたのは予想の範疇だったのだが、首の骨も右と左がずれているとの事。「とりあえず、はめちゃいますね」とエルボーの体勢に。バキン、バキン、とテレビでよく見かける整体。ちょっと感激。痛くないし。
▼その日は家に帰り、翌日の深夜に出社。同じ部署のへにょが帰国しているおかげで、仕事は滞り無く処理されてる。もう二三日休めたかも。昼頃にいつものスケジュールの遅れが発生。うちの作業にも影響が。まぁ、いつものこったし気にしないと、久しぶりの日記をつけるのでありました。


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