SprengerDiary

2004年02月10日(火) 電車は苦手

▼帰省から帰社。電車での道のりはどうしてこう疲れるのか。片道一時間の割には、どっと疲れる。タクシーだと二時間。金額は十倍になるけど、それはそれで有りかも。
▼土壌汚染重金属検出。わはは、泣きそう。ってなわけで、マンション購入計画が白紙に。また一から物件を探しなおすことに。
▼購入したRiokarmaを早速フル稼働してみる。うん、イイ。MP3プレイヤーはちょっと敬遠していたのだけど、使ってみると便利でたまらない。ここに先日購入したATH-W1000を繋げてみると、さらにイイ。ボリュームあげて、電話にも出ないことにする。
▼「早春の少年」栗本薫/講談社文庫
なんだかんだ言っても、栗源薫は原点なわけで。小説にはまるきっかけとなったのは「ぼくらの七日間戦争」宗田治/角川文庫。小学校一年生だったか、NHKのラジオドラマで気に入って、図書館で借りて読んだ。初めての小説だったし、難しい漢字やら知らない言葉が沢山。宮沢りえもいなかったし、戦車が登場することも無く、改訂版でとんでもない代物になってしまったことを除けば、大好きな作品。で、図書館通いを始めてしばらくして、ぼくら繋がりで「ぼくらの時代」を借りる。面白かった。今再読したらどう感じるかはわからないけど、その勢いでぼくら三部作を読破。すっかり栗本薫ファンに。あれから二十年。何度裏切られようと、読みつづける作家の一人。でも、そろそろやばいかも。グインサーガは早々に見切りをつけたからいいとして、伊集院大介シリーズはやっぱり手を出してしまう。ゾディアックは散々な出来。そして、伊集院大介、初の事件と銘打ったこの作品もまた、なかなかやばい。とりあえずギミックが無い。ジレンマも無い。伝承を利用した時系列と構成以外、何がしたかったのかわからない。殺人事件ものとして考え、犯人探しの要素だけをピックアップすると、テレビの二時間サスペンスのほうが出来がいい。犯人対象となる人物の揺れ動きはまったく無いので犯人固定だし。こうなってくると、昔の作品を再読してみて、過去の記憶は自分が幼稚だっただけかを確認したくなる。なんか、寂しい。
▼だんだんと物欲日記になっている気がしなくも無いけど、そんな日々。


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