Daily Journel@M403



<<
INDEX
MAIL
>>


2005年10月01日(土)    好日!

朝から眩しいほどの秋晴れの空。
今日の私は、なかなか盛り沢山で贅沢な一日を過ごしたと思う。
10月最初の一日を素敵に過ごすことができ、とても嬉しい。



本日の私。
まずは午前中に着付け教室へ。
今日は母が送ってくれた着物と帯、帯締めに帯揚げを持参。
しかし、残念ながら母の着物はサイズ(袖丈)が合わず。(涙)
詳しくは きもの事始め にて。

↓初めて全部を自分で着付けた後、携帯デジカメで撮ってもらった。
 (背の高い方に近距離撮影してもらったら変な感じ。笑)
 



着付け教室の後は、自宅に車と荷物を置いて、今度は電車で目黒へ。
大学時代のゼミの友人Y嬢の家へ。

前回遊びに行った時に、ダイニングチェアの座面張替えの相談を受け、
「今度タッカー持参で遊びに来るから一緒に張り替えよう」と約束。
その約束を果たしに、布とタッカーに工具持参で行った私。
この夏に転職してから多忙を極める彼女との日程調整は難航し、
実に7ヵ月越しとなってしまった。

肝心の布地は、私の手持ちの布在庫の中から何種類かチョイス。
主にブラウン系(カーキ・ベージュ含む)の生地の中から、
最終的に彼女が選んだのは、定番の無地・ストライプ・ドットといった
生地の中に、なぜか1つだけ入れておいたオリエンタルな柄のもの。

色々な生地を椅子の座面に置いてみた結果、最終的に彼女がこの生地を
選んだ時、「え?」という気持ちと「やっぱり!」という気持ちが
入り乱れた。どっちかというと後者の気持ちが強かったけれど。
既成の〜風というインテリアスタイルの枠には収まりそうにない
彼女の部屋には、なんとなくこれが一番馴染む気がしていたんだろう。

かくして、布地が決まり座面の張替えに取りかかる。
布が決まってしまえば簡単。座面を外してタッカーで留めるだけ。
ものの30分ほどで作業は終了。
すっかり様変わりした椅子を見て、彼女も私も大満足。
「なんだか無性に愛着が沸いてきたんだけど。」と彼女は笑う。
私も、こんな素敵な椅子があったら、毎日座るのが嬉しいと思う。

↓もとは無印の白無地の座面の椅子が、すっかり様変わり。


↓さぁ、新しい椅子に座ってティータイム。ケーキもあるよ。


しかし、何故こんな生地が私の手元にあったのか・・・謎。
わずか60cmのカット生地(幅110cm)は、座面張替えギリギリの分量。
たぶんバックの裏地に使おうと思って買った気がする。
でも、何処で?(もう覚えちゃいない)

↓上の写真じゃ白っぽく見えるけど、アップだとこんな感じ。


ところで、この生地の文様。
なんとなく仏教がらみっぽいなぁと思ってNetで調べてみたら、
似たような文様があった。たぶん【菊唐草文様】じゃなかろうか。

どうやら、仏教じゃなくて有職文様(※)のよう。
菊唐草文様は、皇室の文で上皇の装束などによく見られるらしい。
大正の御大典で皇后が五衣長袴の際に着た表着(うわぎ)に見られる
菊唐草文様は、有職文をモチーフにしているが、時代の影響からか、
どことなくヨーロッパの印象を受ける形式化した文様、とある。

 ※有職文様とは、平安時代以来、公家の邸宅の内部・調度品・
  服装品・輿車などの装飾に用いた独自の様式をもつ文様の総称。

あらら、仏事じゃなくて、どっちかっていうと神事じゃないの。(笑)
なんだか、ますますもってオリエンタル。
でも、見ようによっては北欧モダン風な柄にも見えるから不思議。
最近北欧のユーズド家具を買ったばかりという彼女の部屋に馴染む。

今月もう一度会う約束をしたから、次回この文様の話を教えてあげよう。
きっと驚いて、そして喜ぶはず。

それにしても、なんだか独身時代に戻った気分で楽しい作業だった。
こういう作業って、よほど気心が知れた仲じゃないとできないし。
たまには、こんな風に友人と過ごすのも悪くないな。
一仕事したのに妙にリフレッシュできた私。(笑)



座面張替えという大役を果たした後は、友人の家の近所にあると
判明した着物関係のお店へ向かう。

友人Y嬢は、着物とは無縁の生活だけど興味はある様子。
きっと彼女が着物を着たら、私とは別の意味で似合うだろうと思う。
なで肩かつスレンダー、そして黒髪のショートカットの彼女は、
着物美人の条件を満たしている。

私はといえば、念願かなって初めて訪れた店で、イメージ以上の帯と
幸運にも巡り合う。この店とはご縁があるのかも・・・とても嬉しい。
大切な友人が喜ぶことをして、そのご褒美を貰った気分。
友人の嬉しそうな笑顔と私の嬉しい笑顔が重なって、なんとも
嬉しく良い一日となった。これぞ好日!


↑どんな帯を買ったかって? それはまた後日。



折りしも、本日は従妹の結婚式。
小さい頃に数度、そして祖母の葬儀で会っただけの仲なので、
式には我が父母だけ伯父伯母として出席。

「本当は式に来て欲しいんだけど、小さい子供がいるから大変だろう」
と、姉である我が母への電話で叔父は洩らしていたという。
式には出席しないけれど、心ばかりの気持ちを母に託した。
両親は、8月の帰省中に私が手配したJALの朝一の便で旅立った模様。
遠く徳島の空も同じように青く澄み渡っていただろうか。
従妹よ、結婚おめでとう。末永く幸せに。



<<     INDEX     >>
M403.netMAIL


Design : maybe