Daily Journel@M403



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2003年11月04日(火)    サイトお休みの予告

10月最後の夜、眠りにつく前に1ヶ月を振り返ってみると・・・・・

なんだか体調も気持ちも乱れがちな、妙に落ち着かない10月でした。
友達が会いに来てくれたり、会いに行ったり、楽しい出来事や思い出も沢山
あったのですが、心がここにあるようなないような、何か心許ない1ヶ月。
睡眠も不規則になりがちで、我ながら不思議な周期の1ヶ月でした。

出産の時期が近付いてきて、身体や心の準備だけでなく、腰の重かった
物の準備を始めたりしたせいでしょうか。
加えて、思いがけずアレルギー症状が出てしまったせいでしょうか。
10月最後の週、私のお腹はラストスパートに片足を突っ込んだ様子で、
めきめきと大きくなり、丹頂ちゃんの胎動も並々ならぬ強さになりました。

そんな身体の負担が大きかったのかなぁ・・・と思う一方で、
そうではなく、もっと精神的な負担の方が大きかったことに気付きました。

10月から専業主婦になりましたが、その点では特に問題を感じてません。
むしろ、9月以降、母親学級だったり、マタニティスイミングだったり、
自ら足を踏み入れた新しい環境が負担だったようです。
「これから自分が母親になるにあたって、必要となるであろう人間関係を
構築しようと遮二無二なっている自分自身に疲れたのだ」ということに、
ハタと気付きました。

そのキッカケを与えてくれたのは、10/30に立ち寄った本屋で目に付いて、
どうしても気になって買ってしまった一冊の文庫本でした。
大原敬子「なぜか幸せになれる女の習慣」(PHP文庫)

この手の本(特にPHP文庫の本)、最近はとんと読まなくなっていたのに、
久々に買ってしまいました。
あんまり心惹かれる題名ではありませんが、気になる題名ではあります。

買ってしまった要因としては、著者紹介の欄を読んでしまったから。
著者の大原敬子さんは、祖母・大原とめが創始した新しい幼児教育を継承し
「遊育会」代表として幼児教育・女性教育の実践にあたっている方なんですね。
その経歴を見た時、読んでみてもいいかなと思ってしまったのでした。

そして、いきなり前書きに書いてあったのです。
今の私に必要な「気付き」のためのヒントが・・・・・(苦笑)

というわけで、長くなるのですが、一部抜粋します。



  「人生は、蒔いた種のとおりに花が咲く」といいます。私はこの言葉が
 大好きです。
  そう、愛の種を蒔けば、愛の花が咲きます。
  恨みの種を蒔けば、恨みの花が咲きます。
  妬みの種を蒔けば、妬みの花が咲きます。
  自分の心がそのまま花になるのです。
  因果応報とは、まさに蒔いた種が「因」であり、その種が生長して
 咲いた花が「果」ということです。

  失敗を恐れ、自分を信じないと、いつか、自分の人生を恨むことになり
 ます。同時に、他人をも恨み、憎んでしまうのです。
  悩みは、そんな弱い自分を認めないところから、生まれます。
  素直になれば、対立を恐れません。素直になれば、無理がありません。
 素直になれば、自分の意思を貫く強さが生まれます。
  人生にトラブルはつきものです。
  無理をして自分を抑えても、その犠牲は、必ず相手にも犠牲を強いる
 ことになるのです。

  心が満ち足りている子どもは、「自分」を持っています。
  例えば、子どもは遊びたい友達を見つけると、その友達の家まで
 迎えに行きます。好きなおもちゃを持っている友達を見ると
 「うらやましいなー。それ、ぼくも好きなんだ。ちょっと貸してくれない?」
 と素直に自分の気持ちを伝えます。
  子どもは、どんなに好きな女の子が来ても、自分のしたいことがあると
 断ります。
「今日はこの遊びをしたいんだ。明日遊ぼうね」と、相手に
 対しての思いやりも最後に忘れません。
  だから、子どものトラブルは毎日起きていても、その日のうちに解決
 しています。
  大人はこの状況を見て、「子どもは単純だから」と一言でかたづけて
 しまいます。
  ここに大きな問題があるのです。単純な行動ができていれば、大人に
 なってもトラブルは起きません。そして、単純な行動は、自分をきちんと
 持っていなければできないのです。自分を持って生きるということは、
 自信がなければできないことです。
 
  
 (中略)

  好きでもない相手と、「子どものために」と思いをすり替えて一緒に
 いるとき。
  他人の賛美が欲しくて、無理をした生活をしているとき。
  幸せではないけれど、幸せなふりをしているとき。
  「親孝行しなければならない」という義務感でがんじがらめにされて
 しまったとき。 (中略)
  こうしてすべて、自分らしく生きることから遠ざかりはじめると、
 毎日が無気力になります。どっちつかずになり、判断ができなくなります。


 (中略)

  障害を乗り越えるには、どっちつかずな生き方をしないことです。
 どっちつかずに生きているから欲求不満に陥るのです。
  子どもは素直な種を蒔きます。だから素直な花が咲きます。素直に
 自分を出せる子どもには、欲求不満はありません。

  トラブルの種がわかれば、その花は摘むことができます。
  悩みの種がわかれば、その花が咲く前に摘むことだってできるのです。

  愛と知恵という友さえいれば、どんな障害も乗り越えられます。
  悩みで押しつぶされそうになったときは、一歩踏みとどまって
 考えましょう。
  悩みは必ず解決できることを信じて、現実から逃げないで下さい。
  あなたは今、どんな種を蒔きますか。
  その種が、そのままあなたの人生の花を咲かせるのです。




よくよく考えてみると、母親学級にしてもマタニティスイミングにしても、
はたまた新しく妊婦仲間を作ることにしても、私は自分のためというより、
むしろお腹の中の「丹頂ちゃんのために」という理由から行動していた気が
します。

そして、あくまで自分本位に考えるなら、今はそういうことに積極的になる
よりも、どちらかというと「一人で家に巣篭もりしていたい」、そんな心境
だったりするのです。

そして、更によく考えてみると、先月参加した母親学級にしても、マタニティ
スイミングのクラスにしても、本当に「この人と友達になりたい!!」と
思えるような人とは、殆ど巡りあいませんでした。

ならば・・・ 別に今は無理して友達の和を広げる必要もないかなと、ようやく
自分の本当の気持ちに気付けたのです。
だって、今から無理して和を広げなくても、冷静に考えてみれば、これから
丹頂ちゃんが生まれてきて、成長していくにつれて、自然と人の和は出来て
いくと思うのです。嫌がおうでも。

そして、そう気付いた矢先に、同じマンションの方からのお誘いがあったり
して・・・・・ いつも自分からガムシャラに探し出しに行かずとも、必要な
出会いやご縁というものは、時には向こうからやってくるものだったり
するんだなぁ〜と感じています。だから、今の私はドッシリと腰を据えて、
大きく構えていればいいんじゃないかな?とも。

それで、今は、瑣末なことに心を砕くより、自分のお腹の中の丹頂ちゃんとの
コミュニケーションを大切にした方が断然いいんじゃないか・・・と、
ハタと思い至ったのでした。
今、このお腹の中でウニョウニョと動き回っている丹頂ちゃんを、ちゃんと
感じて過ごすことの方が何倍も大切なのではないか?と。

不思議なことに、そうしたことに気付いた10月最後の夜、私は久しぶりに
朝までグッスリと眠ることが出来たのです。面白いものですね。

そんなこんなで、11月中旬には臨月に入ることもあり、近々サイトの方を
お休みして、日記の更新もstopしようと思っています。
11/10くらいから出産後落ち着くまで、数ヶ月の休みになると思います。
たぶん、冬が通り過ぎて、春がやってくる頃の再開になるのではないかな?
と目論んでいます。

また後日、改めて、正式にアナウンスすることになると思いますが、よろしく
お願いします。



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