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2003年01月06日(月)    縫い始め 〜今年はじめての古裂のレッスン

年が明けて間もない今日、今年はじめての古裂のレッスンに行ってきました。
そう、今年初の縫い始めです。

今月は、2回のレッスンで、バックではなく箱を作ります。
まず前半のレッスンで布に刺繍をするのですが、今回は糸ではなくリボン。



実は、リボン刺繍には苦い思い出があります。(苦笑)
以前、友達の結婚式のお祝いに、リングクッションを作ったことがありました。
一人目の友達には、白が基調のハート型にブルーのリボンを使ったもの。
それは、まぁ、まだ良かったのです。

1つ作って調子にのった私は、その半年後にイエローが基調で、リボン刺繍で
2人のイニシャルや薔薇の花を刺繍するタイプのものを作りました。
これがいけなかった!(笑) 我ながら情けないくらい不器用で、上手に刺せな
かったのです。どうにかこうにか、形にはしましたが、「もう二度とリボン
刺繍には手を出すまい!」と思っていました。

そして、今月、苦手なリボン刺繍のお出ましです。(^_^;
いやー、やっぱり苦戦しました。刺しながら泣きたいくらい嫌になりました。
こんな気持ちは久しぶりです。こんなに自分自身に失望し、情けなく感じたのは
一体いつ以来だろう?なんて考えてしまいました。

どうやら、苦戦しているのは私だけではない様子で、それならばもう少し私も
頑張ってみようと、なんとか頑張って刺し続けていくうちに、少しずつコツが
分かってきました。「こういう風に刺したい」というイメージや、そのために
必要なテクニックが、先生のアドバイスなどから掴めてきたのです。

「あぁ、授業料を払って教室に通ってみてよかった・・・」と思った一瞬でした。
だって、コツが掴めたら、今度は逆に楽しくなってしまったのですから。(笑)
本などを見ていても分からない小さなコツってあるんですよね。
それは、実際に刺しているところを見てみないと分からない感じのもので。



ところで、写真にも撮る人の個性が写し出されるように、手刺繍にも刺す人の
個性や性格が出ます。これは本当。
同じ図面で刺繍をしても、皆その表情が違うのです。
大雑把な人/几帳面な人、ラフな人/丁寧な人、などなど。

かくいう私の刺繍には「几帳面な性格」が実によく表れています。(笑)
全体的に統率が取れていて、良くも悪くもキッチリした刺繍です。
不器用なので時間をかけて丁寧に刺す、というのがウリなので当然の産物なの
ですが、作業が早くて大雑把な人の刺繍が汚いというわけではありません。
むしろ1つ1つの刺繍に動きがあって表情が豊かだったりします。

そのことに気付いてから、私は敢えて大きさや形を揃えすぎないよう、多少は
ラフに刺繍するように努めています。全部が全部同じように揃っているのは
刺繍にしても写真にしても味気ないと感じたのです。難しいですね。(笑)



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