Daily Journel@M403



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2002年12月05日(木)    父の置き土産

今週は1週間、仕事をお休みさせてもらっています。
先月とにかく忙しかったから。
年末休みが近いものの、この辺でまず一息。
先週末に月初にやる仕事を前倒しでやっつけて、久々にノンビリ。

でも・・・
ノンビリした素敵な1週間になるはずが、かなりダラけた1週間になりそう。
あんまり暇だと間延びしてダラダラしてしまうものなのかもしれません。
なんというか、張り合いがないというか。。。(そんなことじゃイカン!)

そのダラけた日々(笑)で、久々に編み物などやっています。
小さな小さなセーターです。
既に後ろ身頃を編み終え、ただいま前身頃。
あと宿題の刺繍も!
今月の作品は、とにかく刺繍のボリュームがすごいので。



夕方の買い物から戻ると、ポストに父からの葉書が届いていました。
年賀状代わり?のチュニジア赴任の挨拶状です。

 「39年余りの会社生活を終え、いま、一個人としてチュニジアに出向き、
  両国の文化の橋渡しに僅かでも寄与できればと考えています。」

父の葉書を読んでいて、人は一生死ぬまで自分の存在意義を確かめられる
居場所を探し続けていく生き物なのかもしれないなぁ・・・と思いました。
昨年の夏に会社生活をリタイアしてから、彼は彼なりに自分の場所を探し続けて
いました。地元の人材シルバーセンターに行ってみたり。

でも、身近な場所に父の今までの経験を活かしていけるような居場所はなくて、
約一年ほどノンビリした日々を過ごしつつ、でもどこか時間を持て余している
ように見えました。

その父が、ようやく自分を活かせるかもしれない場所を見つけ、それについて
私に話していた時の顔は忘れられません。
まぁ、楽しそうに嬉しそうに話すこと話すこと。(笑)
その活き活きとした表情は、娘の私までも楽しくワクワクするような気分に
させたのです。

彼は彼の求める場所で、私は今の私の居るべき場所で、それぞれにそれぞれの
人生を紡いでいくのでしょう。
海外だからスゴイとか、そういうことではなく自分に相応しい場所を見つけ、
それに感謝できるかどうかが大切なんだろうと思います。
適所適材というやつですね。



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