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2002年10月20日(日)    かつお削りぶし(厚削り)

夏くらいから「溜まりに溜まっている乾物を消費しよう!」と決め、頑張って
使っていました。

というのも、少し前に台所の乾物を整理していたら、いつの間にか沢山溜まって
いたのです。実家の母が色々と送ってくれたり、人からのお返しで貰ったりする
うちに、昆布・海苔・鰹節・干ししいたけなどのストックが山盛りに。

まずは昆布とかつおぶしを消費しようと、お味噌汁の出汁もちゃんと取るように
してみたり。干ししいたけを使う時には、戻した時の汁も煮物の出汁として
使ったりしてみました。

お陰で、この何ヶ月かで乾物のストックは見る見るうちに減っていきました。
すると、今度は自分で買って補給しなければいけない状態に。
まず最初に無くなったのが鰹節(削りぶし)でした。

今日、Kin-chanと生協に買い物に行った際、鰹節コーナーで「厚削り」という
のを見つけたので買ってみました。愛媛県伊予市のマルトモのもの。
普通の花がつおの削りぶしと比べるとコストパフォーマンスの点は悪そうですが、
「これで出汁を取ると、きっと美味しいのだろうなぁ〜」というのが買ってみた
理由です。ま、まずはお試しで。

夕食は「蕎麦屋さん風の親子丼」にしようと思っていたので、買ったばかりの
厚削りぶしで、袋の裏に書かれているとおりに出汁を取ってみると・・・
うぅ〜、やはり美味しい!! 味もそうですが、香りがいいのです。

ラーメン屋さんで、たまに魚介系の出汁を使っているお店がありますよね。
その店のスープを飲んだ時と同じ風味がします。貧困な説明ですけど。(笑)

厚削りぶしで取った出汁で作ったお味噌汁は、いつもと同じ具同じ味噌なのに
とても風味豊かでした。飲むと胃を通り越して体に沁みてこんでいくような味に
「やっぱり出汁は大事なんだなぁ・・・」と夫婦揃って反省したのでした。

まずは一袋使い切ってみて、今後はどうするのか考えようと思います。
毎日の食卓には贅沢でも、たまの食事には厚削り節を使ってみるというのも
いいんじゃないかと思ったのでした。

そういえば、昔Kin-chanが友達の結婚式で塊の鰹節(2本も)を引き出物として
貰ってきたことがあります。うちには削り器がないので、その時「道具を買って
使ってみようか」とも考えましたが、結局は道具を持っている方に差し上げて
しまいました。(あの時の判断はあれで正解だったと思いますが)

我が家は2人とも、塊の鰹節を削って食べたことはたぶん数えるくらいしかあり
ません。「削ったばかりの鰹節は非常に美味しい」というのは、よく分かって
いるつもりですが、小さい頃から親がパックの削り節を使っている家で育った
2人には、日常使いするには贅沢なものというイメージもあり。

でも、いつか機会があったら、道具を買って削りたてを食べるような食生活を
やってみてもいいかなと、今回厚削りぶしを使ってみて思いました。
うちは、私の母(四国)の影響で薄味なので、やっぱり出汁は大事です。


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