えびたま

2021年02月02日(火) 「選挙に行こう」は空虚に聞こえる

先日大竹まことのラジオに出演した
立憲民主党の小川淳也衆議院議員が
自身のコロナ感染体験などを交えて
先日の国会質問について話してて、
その内容は頷けるものだったのだけど
締めくくりに
「リスナーの皆さんに言いたいことは?」と聞かれて
「選挙に行ってください!」と答えた。
なんかモヤモヤした。

100歩ゆずって
今が選挙期間中だったならそれもよかろ。
今年中に衆院選はあるから
それを踏まえた発言だったのかもしれない。
でも選挙って先じゃんか。
今困ってる人がいるんだから、「今声を挙げましょう」
じゃないのか。

みたいなことを考えてたら、今読んでる本に
「まさにソレ」というのが載ってた。
今注目の経済思想家・斎藤幸平氏が、
マルクス・ガブリエル他の世界の哲学者、ジャーナリストに
インタビューしてる本。
マイケル・ハートとのインタビューのところで
「バーニー・サンダースが社会運動を動かしたのではなく
社会運動がバーニー・サンダースという政治家を生み出した」
という。
選挙政治を批判し、社会運動が広がることで
国家を動かすことができると話し合ってた。
(ものすごく大雑把な言い方だけど。
そしてまだ1/5くらいしか読んでないけど)

わたしは野党支持だけど
正直、次の衆院選で政権交代が起こるとは思えない。
でも、市民運動から政治が変わることは
あり得なくはないと思っている。
実際検察庁法改正案は引っ込んだし
一律10万円の給付金も実現した。
支持率が下がっているところで、声を上げることが
一番効果的だと思うし。
「だから君は総理大臣になれないのだ!!」と
小川淳也に言ってやりたい。


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