えびたま

2021年01月31日(日) できればパンフのモトを取りたい

「群衆」という、ロシアのドキュメンタリ監督
セルゲイ・ロズニツァの3作品をまとめて上映している。
「国葬」「粛清裁判」「アウステルリッツ」
毎日3つやるのではなく、
結構バラバラにやってて、気づいた時には既に
「粛清裁判」は観る機会を逃していた。
昨日は「アウステルリッツ」があったが、
なんか、めんどくさくなって行かず。
今日はなんとか奮い立って「国葬」を観に行った。

スターリンの国葬の記録映像を集めに集めた作品。
ナレーションは無く、その時流されたスピーチや
アナウンスが時折入る。
映像はカラーだったりモノクロだったり。
各地でスターリンが死んだというニュースを聞く人々の様子とか
モスクワで弔問に並ぶ市民とか、
葬儀にやってくる東側各国代表団のエライ人たち。
静かにソ連がスターリンの葬儀を行う様が流れる。

スターリンて、独裁者だよなあと思うんだけど
国民はみんな悲しんでいて、
割と一般民衆ほど悲しんでいるよに見えた。
そいう人しか弔意を示しに来なくて
そでない人は映像に映らないだけかもしれないけど。
閣僚が、弔辞のよなスピーチをして、後継者を発表し
レーニン廟に棺が納められ葬儀が終わる。
最後に、テロップで、
スターリンが行った粛清や政策で犠牲になった人たちの数が出る。
うーんやっぱりそだよなと思う。
あまりに淡々としたドキュメンタリだったので
その時の国内の情勢とか、民衆の暮らしとか
予備知識が全くないと、観ても解釈の仕様がないのだ。
やっぱ他の2作も観ての「国葬」だったのかもしれない。

パンフを買ったが、3作品まとめてのパンフだったので
1冊1400円だった。
いつか機会があれば、他のも観なければ。


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