えびたま

2006年10月03日(火) ばったりお銀座歌舞伎座前

歌舞伎座入り口に、数台のチケット発券端末機が
置いてあり、歌舞伎会カードを差し込めば
直ぐに予約したチケットが吐き出されて来る。
便利になったもんだわねーと入場。

「葛の葉」はもう始まっていた。
魁春の葛の葉姫と葛の葉狐の早変わり。
「恋しくば」の歌を障子に書くとこは
左で書いたり口で筆を持ったりの曲芸みたいなとこも
あるけど、単純に字のうまさって大事だなと思う。

昼休憩でお外に出たら
入り口の柱の一つに寄り掛かって
メールしている、心の姉さん・いそのさんに
ばったり会ってしまった。
きゃー偶然ですねえこんなところで
おヒマですかこれまた偶然歌舞伎のチケットが
一枚余計にあるのですよとお誘いし
半年ぶりのお銀座デートに。
まずは半年前と同じ「暫」でカレー。
最近、歌舞伎のテキストでお芝居のレッスンを
することがあるらしく、
歌舞伎に興味を持たれた様子のいそのさん。
それ以前からコクーン歌舞伎だの観てらしたし。
大変嬉しい!!
かわいい吉田さんのキモノもそうだけど
好きな人と、好きなものの話ができるのは大変幸せ!!

腹ごしらえして
「寿曾我対面」からいそのさんも観る。
海老蔵の五郎がやっぱしでかかった。
菊之助の十郎が前にいるはずなのに
遠近間が狂う。
迫力のあるだだっこという感じの五郎。やはり
荒事は素敵に似合うよ海老さま。
面白い兄弟だねといそのさん。
ほんとうに。

小林朝比奈が出ている「対面」は初めて観る。
今まで舞鶴のばっかだった。
やはりこの方が、ストーリーとしてしっくり来る。
舞鶴は朝比奈の名代だから、どっか
話がぼやけてしまう気がしていた。
大磯の虎をやってた田之助さんが今回もやはり
脚が大変そうで、立ったり座ったりのシーンで
他人事ながらひやひやした。
團十郎さんも、久しぶりに舞台を観られたけど
何となく声にハリがない気が。
前はもっと響いてたよなと思うと
ちゃんとゆっくり休んでほしくなる。

「熊谷陣屋」は、もうわたしの隣の席二つが
いつまで経っても空いているので
いっそ座っちゃいましょうよと、一緒に観る。

つい最近、幸四郎さんのエッセイで「熊谷陣屋」について
読んでいたので、観られて嬉しかった。
が、前も「仮名手本」の九段目だか観た時思ったけど、
歌舞伎の幸四郎さんは大半何言ってるかわからない。
現代劇だとわかるのに。
でも
終わりの「十六年はひと昔、ああ夢じゃ夢じゃ」の
熊谷のセリフは、エッセイでその肚を
読んでいたこともあるけど、ぐっときた。
花道で、ちょっとでも客席に近いせいもあったかも。
熊谷の女房・相模役の芝翫さんは良かった!!
芝翫さんのまわりだけ空気が凛としてるの。
この人だけセリフが全部きこえたといそのさん。
ちゃんと言葉として響いて来るのだ。
昨日初日で開いたばかりなためか
弥陀六役の段四郎さんは、あからさまに
セリフが出なくてプロンプ入ってたりしたけど
どうあっても揺るがない芝翫さんの相模は
とても美しかったと思う。

「お祭り」は仁左衛門さん。
手足の長い仁左衛門さんのすっきりとした鳶頭。
もうなんてステキ。
幕切れで客席を出て直ぐに、いい匂いにやられ
いそのさんと紅白餅入りタイヤキを購入。半分こ。
あつあつのを食べながら
仁左衛門さんの美しさの余韻にひたる。

大典に岩手の物産を差し入れしたい!!
とのいそのさんの要望で
歌舞伎座はす向いの岩手物産館銀河高原プラザへ。
半年前デートしたときもここに入った。
気に入ったんですかいそのさん…。
特に大典の出身地安代の物産をと探し
安比のりんごジュースなどを購入していた。

その後、てぬぐい等豊富な大野屋さんへ。
いつだか見かけたキモノ地を使ったバッグが
かわいくて気になっていたといそのさん。
が、お目当てのバッグは残念ながら売り切れ。
そのかわり、他の柄の大きめバッグが気に入った様子で
お買い上げしていた。
実はハデなものが割と好きだということに
最近気付いたと言ういそのさん。
タバコもあまり吸わなくなったし
甘いものもばんばん食べるし
今日はさりげにお化粧もしてた。
会う度に驚かされますいそのさん。でもステキ。

急病のお友だちのお見舞いにフルーツをと
目論んでいるいそのさんが、お値段はどんなもんか
いきなり頂点を見て頭殴られてみましょうと
その足で銀座三越へ。
案の定ボコボコにされ、プチセレブたちのお化粧の
ニオイで若干ラリっておほほと笑いながら
新宿御苑前に移動。

開演まで間があったので、駅近くのタリーズで一服。
お互いの近況など話す。
でも大半わたしの愚痴をきいてもらったかも。
いつもすみません。

小さな商店街の一角シアターサンモールへ。
2〜3人presents
「殺人事件をつくろう!」
大典からいろいろ大変そうな話をきいていたけど
割とちゃんとした舞台になってたので
ホッとした。
時間は1時間弱。小ぢんまりとまとまってて
丁度いいボリュームだったと思う。

益岡礼智の脚本。
実は益岡は2人いる。仮にAとF。
普段書いているのはAの方である。
今回はFの方。
初めて、Fが一人で書いた。
が、多分同じなのだ。そこにある雰囲気が。
そして話はやはり、ひとひねり足りない。
いつもの益岡の脚本なのである。
なんだか不思議な気分だった。

大典の東京での現相棒・マツモトくんは
前に観た時いい役者だなと思ったのだけど
今日のは少し固い気がした。
そのエキセントリックな彼女・じゅんちゃんは
とても良かったと思う。
大典は初の下半身ぱんつ一丁姿を披露。
何だか捨て身になってきたね。プ−さんぱんつだったし。

観終わってホッとする。
わたしも一人勝手に緊張してたのだと知る。

そろそろばったりおデートも終わりに近付き
シメに晩ご飯をと、新宿御苑前駅出口近くにあった
パスタ屋さんへ。
ゆったりとビールを飲むいそのさん。
そういうのが大変似合います!!
ここでまた楽しくおしゃべりしつつうまいパスタを食べた。
何だかどれもうまかった。また行きましょうあのお店。

いつしか、コアな居酒屋店主・あべさんの話題に。
仙台で、いそのさんと最初にデートしたのは
あのお店で、今でも時々あべさんといそのさんの話を
したりする。
そこへタイムリーなことに、当のあべさんから電話が!!
「どこにいるの?」と。
「東京だよ」と言って、いそのさんに電話をわたす。
嬉しそうにこの間立った舞台のお話をするいそのさん。
大好きなおじいちゃんと話す孫のよな顔になっていた。
(ほんとはあべさんは親くらいの年代なのだけど気分的に。)

帰りは西武新宿の駅まで、いそのさんに
送っていただいた。
土地カンないので。
道々、うちの母の3大「好きな話」をしながら。
大変濃い幸せな気分につつまれた一日であったよ。
あまつさえ
帰りの電車でいそのさんにメールしてたら
かわいい吉田さんから、ダンスイベントに参加するから
観に来ませんか?
とのメールが届く。
何これ怖い!!いいことあり過ぎ!!
どうか悪いこと起きませんように。


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