| 2004年06月10日(木) |
「狐狸狐狸ばなし」を観る!! |
トム・プロジェクトプロデュース 電力ホールにて。 わたしなんて発売日当日に買ったのに どうもチケットが売れてなかったらしく 今朝、当日券発売のCMを見てしまった… 案の定、客席は真ん中エリアがうまる程度で こんなんじゃ演る側はがっかりだろうなあと哀しい開演前。
観なかった方々残念でしたわね!!ってくらい良かった!! ほーらみろ!!面白いじゃんやっぱし。 去年の12月に歌舞伎での「狐狸狐狸ばなし」も観たけど 遜色なく面白かった。
ケラの演出というのも期待してた要因の一つ。 あれだけ暗転場転の多い芝居を ストーリーテラーを作ることで間を埋めて さらにそのストーリーテラーたちにも もう一つのストーリーをつけてしまう。 しかも馬鹿馬鹿しいやつ。いいなあ。 そして本編の方にも余計な小ネタいっぱい。脇道だらけ。大好き!!
江戸の話だから衣裳とか着物で鬘つけてというのを想像してたけど 頭はそれぞれそのまんまだったし 衣裳はどっちかというとアジアっぽく、 みんなそれぞれカラフルな布を巻き付けてる感じ。
篠井英介さまのおきわ最高!! 「欲望という名の電車」のときもそうだったけど 髪も短く、顔も歌舞伎みたく白塗りにするのでもなく そのままでちゃんと美しい女の人で、 それでいて骨太く舞台をどんどん振り回していて すげえ大好き。 やっぱり目が離せない。
六角精児の又市、アホの役なんだけど やっぱりケラだからかしら モンティ・パイソンに出て来そうなアホだった。 気絶しているおきわに 「内儀さん、しっかりしてみたらどうです!」が どストライクで悶絶して笑った。
終わってみたらカーテンコールの後ダブルコールで 更にその後もう一回アンコールというくらい拍手が鳴りやまず。 皆口々に「もっとお客さん入っていいお芝居なのに」と。 ほーらね。 ああ楽しかった。 わたしが観ろと勧めたのに観なかった友たちよ後悔したまへ。
会場で いつもスパイシーな御大と美しい相場さんに会う。 そのままご飯について行く。 幸せな夜でございました。 ごちそうさまでした御大&相場さん!!
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