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マイナス周期が訪れた。
これはもう、自分ではどうにも出来ない。 ただただ耐えて、雨が振り止むのを待つしかない。 その先に雲の切れ間があることを知っていても、 今は何も出来ない。手足は動かない。
動くのは、この眼だけで。 仰向けに倒れた僕の身体のずっと上の方で、 時に稲妻が走る不規則に流れる暗雲を眺めるだけ。
でも仮面はちゃんと持っているから。 これ以上、傷つかないように。 自分を守るために。 マイナスの磁力で、誰かを傷つけないように。
誰か、早く、プラスの引力でそっち側へ連れてって。
誰か、僕を助けて。
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