++　チカミチノニキ　++

　　　祝・合格　@2005年03月11日(金)

今日は高校の合格ハピョーの日でした。
１時半からハピョーということで、
その時間帯あたりにはもうそわそわそわそわ気もそぞろ。
で、２時過ぎくらいに
「合格しました！」
の第一報が入った。

泣いた。
嬉しかった。

彼はほんとうにがんばった。

危ないからやめとけ！と担任に言われていた高校。
彼はあたしに
「担任はそういったけど、オレは絶対にあの高校に行きたい！」
と宣言してた。
あたしも正直、１ランク下の高校に推薦でいっとけば
２月からラクになれるのになぁと、
この子にそんな大変な荒波を行かせたくないなぁと、
思いっきり甘やかしなことを思っていた。

でも、彼は
「ラクな人生なんか選んだってしょうがないじゃん」
と言った。

中３の彼が言う「ラクな人生」なんて、
きっとたかが知れている。
まだ本当の苦しさを知らない。
だからそんなことが言えるんだよ。
けど、彼のこの覚悟だけはホンモノだと思った。
この先、本当に苦しい時が来ても、彼なら乗り越えていけるだろう。
そう思った。
だから、
「そう思うんならがんばりな」
と応援した。
もし受験してダメでも、本人がせいいっぱいやった上でのことだから
悔しさはずーっと残るだろうけど、悔恨はないだろうと。

そして今年の１月からは時間数を増やしてがんばった。
必死こいてがんばった。

それでも、整理テストでの点数は思わしくなかった。
正直ダメだと思ってた。

いつもは本番にはとことん弱いヤツ。
彼の持つ優しい性質が、戦いの場では邪魔になる。

けど、ヤツは見事に戦った。
本当に見事だ。

生徒が合格して、嬉し涙が出たのは初めてだった。
不合格の場合は、一緒に泣かなきゃいけないだろうな…と思っていたけど
まさかこんな嬉しい涙を流させてもらえるとは。

嬉しい。ほんとに嬉しい。

でも、浮かれてるのはもう終わり。
大変なのはこれからだ。
入ったからゴールじゃない。
入っちゃったからもっとがんばらなきゃいけない。
着いていけなくて退学する子だっているんだから。

これからは手綱を引き締めていこう。
可愛いからこそ、締める時は締めてかからないとだな。

これからの彼に期待。
とりあえず、希望の高校に入れてよかった。
おめでとう。ほんとに。
目にクマつくりながら勉強してたもんなぁ。
今日はゆっくりお眠りなさい。

そして、もう１人の女の子も無事に希望の高校に合格。
彼女からは四時過ぎにメールが来たので、
それまで気が気じゃなかった。
けど、彼女の場合、あたしの中ではもう合格確実の子だったので
そんなには心配していなかった。
でもあまりに連絡が遅かったので、
「もしや…、もしや…」
と思ってた。
でも、無事合格。
ようやくホッとした。

こちらさんもおめでとう。
彼女はマジメで、宿題だってキチンキチンとやってきて、
力もみるみるうちに伸びていった。
ほんとに手のかからないいい子だった。
宿題をやってこないことがなかった。
彼女は「やれば伸びる」をそのまんま実践してくれた。
あたしもすごく勉強になった。
マジメにコツコツやる人には勝てないなと思った。
そのマジメさが、この度見事に実をつけた。
これもまたこんなに嬉しいことはない。

これからも、その素直さとマジメさで、
自分の道を突き進んでいってください。

２人ともよかったね。　ほんとにほんとにおめでとう。

**********

そんでもって、今日は熱っぽかったんだけども、
エステのしゃちょさんがわざわざ福島からいらっさったので、
しゃちょさん直々のマッサーを受けに行ってきますた。

んー。
感想と言えば。

「気持ちいかった」
「鳥肌立った」

でも、仕上がり的には、いつものエステさんの手の方が
キュキューッと引き締まったし、肌の柔らかさも違ったし、
あたし的にはエステさんに軍配をあげたい気分。

件のバカ専務にも会った。

ヅラなのが丸わかりで、
心の中でずーっと「パンチョ」と呼んでいたあたしだ。

で、エステさんとしゃちょさんとパンチョとあたしの四人で
しばらく話していたんだが、
何かの拍子にあたしとパンチョ２人っきりにされてしまい、
心の中では「ふんっ、ヅラめ」と思ってるくせに
めっちゃ笑顔で対応していた自分って、
本意気で汚れた大人だわぁと思った。

その場の空気を読み、その場しのぎの話題にだけは事欠かず、
その場だけの関係を築く、お調子者の際たる者であるあたくし。
パンチョはそんなあたくしに油断しまくりで、
「かなり変なヤツだな」
とまで言い、（おめぇにだけは言われたくねぇよ）と心で思いつつも
「あはははは～（ヅラ取れヅラ）」
な～んて笑顔で取り繕っていたら、
やたらと気に入られてしまった。
「私たちがまたここに来る時には、必ずここに来るんだぞ」
と偉そうにゆっていた。命令された。ばーかばーか。
やはりあたしはおやじキラーだま～ちがいない。
なんかね、パンチョは結構ちょろかったぞ。
所詮ヅラ野郎だしな。
ほんとの自分をさらけ出せないちいせぇやつだな。
ああいう手合いには、今までに何度も会ったことある。
あたしの脳内マイクロチップの中にも、
自分一人じゃな～んも出来んくせに、
理不尽に偉そうなヤツのプロトタイプとして記録されておる。
だから別段目新しくもなんともなかった。
お前は自分の一生をしゃちょさんの腰ぎんちゃくで終えるんだね。
実際自分がつけてみたこともない化粧品のうんちくを
さもさも自分が開発したかのように語るそのいやらしさ。
それを開発したのはしゃちょさんだっつーの。
ぞわぞわぞわ～っ。
細木数子にガッツンガッツンしかられている姿が見たい人№１だった。

でも、しゃちょさんは一筋縄では行かないタイプだったなぁ。
あの人は大きい人だ。
さすが一代でここまで築き上げてきた人だけはある。
いつのまにか相手を取り込んでしまう魅力があった。
あたしはあの２人にかなりの警戒心を抱いて臨んだんだけど、
しゃちょさんには警戒心を解かれてしまったもの。
しゃちょさんが「ネコ好き」だっていうのもあったけどさ～。
でも、かなりすごい人だと思った。
しゃちょさんみたいなタイプは、
あたしのマイクロチップ内ファイルには保存されていませんですた。
それなのに、初めて接したような驚きとか新鮮さとかはなかった。
むしろ、幼稚園の先生に久々に会ったような懐かしさがあった。
ほんっとにするするするする～と、
相手の懐に入ってきちまうみたいな、
でもそんな無礼をも許せてしまえる、みたいな。
やばいぜ…。ちょっと好きになっちゃってるかも。しゃちょさんのこと。

もう１人、代表っていう人がいたんだけども、
この人もパンチョと同類だった。
権力とかにめっぽう弱い。
代表の一挙手一投足を見ていて、めっさおもろかった。
しゃちょさんとパンチョに対して超下手に出てたわぁ。
ああいう光景を見るのも初めてだったんで、
脳内マイクロチップファイルにしっかりと記憶さしていただきますた。
まだ理不尽にえばりくさってるパンチョの方が崩し甲斐ある感じ。
代表のことはほとんどシカトしてしまいました。ごめ～んね。
「こいつが『セット売り』とか訳わからんこと言い出した元凶か～っ！」
とも思ったけど、もうそんなことさえどうでもいい感じだった。
よくＥ子さんが
「私とエステさんとちかみちさんが組めば、あの３人なんか怖くないですよ」
ってゆっていたけど、ほんとだなと思った。

Ｅ子さんがあたしのことをかなり大袈裟に話していたらしく、
出会いがしらに「お噂はかねがね」とか言われた。
しゃべってるうちに「Ｅ子さんの言う通りだわ」とか言われて、
超辛亥革命でした。
Ｅ子さんよ、一体あたしをどんな風に吹聴していたのか…。
かんがえたくありませなんだ。
いずれにしても、あの人たちに見せていたあたしは
「初対面の人仕様」のあたしでしかないので、
その表面だけを見てりゃあいいさ。
あたしはきっついぞ。

でも、しゃちょさんにはほんとの自分を曝け出させられちゃうやも。
そんな予感がしてしまいました。
えーん。
あたしみたいな単純くるくるぱーは、
年上で、経験豊かで、人生の厳しさを知った上での優しさを持った女性に
超弱いんです。ひたすら弱いんです。
それだけでゆうこと聞いちゃうんです。ふえーん。
しゃちょさんに
「使い方は１００点満点です」
なんて、にこやかに言われただけで
ほわわわ～んって羽根が生えて飛んでっちまうくらいに
カンタンなヤツなんだーっっ。(つд・)ｴｰﾝ
オラはあのシトと戦うことなんかできねぇ～。

そんで、後からＥ子さんが遅れてやってきて、
一ヶ月ぶりくらいの再会でめっちゃ嬉しかった。
やっぱりＥ子さんと会うとパワーを貰えるなぁ～。
ほんの少ししか会わなかったけど、
久々に会えて嬉しかった。

それにしても。
しゃちょさんがしていた指輪、かわいかったな～。
変に金持ちぶった豪奢なものじゃなくて、
小ぶりのプラチナの指輪だった。
めっちゃデザインがよかった。
センスのいいお金持ちと言った感じですた。
たまにはセレブな人に会うのもいいもんですなぁ。
なんか、自分の中の何かが掻きたてられた。

パンチョと代表には会いたくないけど、
しゃちょさんにはまたお会いしたいどす。

**********

明日はごぜんちうはお仕事、午後からお出かけ、
夜にも用事があり、大忙しの１日であーる。

なので、もう寝るのであーる。

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