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   めぐる意識の中で(某千春パクリ) @2003年06月13日(金)


『独立時計師たちの小宇宙』という番組を見た。
何の気なしに見始めて、いつのまにか引き込まれて見てた。
小さな宇宙に魅せられて、時計師になる若い人たちや、
小さな宇宙に魅せられたまんま、年を重ねた老練の時計師たち。
精密な部品のひとつひとつに至るまで気を配って、
永遠に動き続ける時計作りを目指す時計師たち。
会社に雇われている時計師や、独立した時計師が
バーゼルフェアという世界最大の時計展を目指して
芸術品を作り上げていく。
その過程が実に淡々とドキュメントされていて、
淡々さゆえに、時計師たちの時計への情熱だけが
まっすぐにこちらに伝わってくる。
そういうものに心は否応なく動かされ。

まったく。
ビデオに撮っておけばよかったよ…。

時計の要である「トゥールビヨン」。
腕時計は置時計と違い、腕の動きによって重力の加わり方が変わる。
それが時計に狂いを生じさせる。
それを解消するために考え出されたのが「トゥールビヨン」だという。
この「トゥールビヨン」がこれまた
ほんとに小さな宇宙で、小さな芸術品で、
太陽の周りを惑星が周っているようなデザインで、
ため息ものの美しさだった。
クォーツ時計ではなく、機械式時計が欲しいと思った。


番組に出ていた独立時計師フィリップ・デュフォー氏が
こんなことをいった。

「私の時計は生きている。ただ、私の手を離れたら
 これを持つ人がこれを生かすんだ」

それを腕にはめた人の生活のリズムを受け取って動く時計。
時計師が、小さな時計に込めた愛情と真心は、
持ち主にも受け継がれている。
まるで時計が、時計師の愛情と持ち主の愛情で動いているようだった。
機械式時計の本場スイスには、そういうことが普通に根づいていた。

大量生産の時代の流れに逆らって、ひとつひとつ手作りの部品。
それがさらに手作業で組み立てられる。
気の遠くなるほどの時間と集中力が必要となる。
ただ部品を漫然と組み立てるだけでなく、
時計師の哲学や生き方までもが移しこまれた時計。
あたしの目から見たら、ただのパーツにすぎないものに、
これほどの愛情を注いでいる人たちがいるんだ、
ということが驚きだった。
時計って、外観が素敵であればいいと思ってた。
でも、中身がこんなにも美しいものだったとは。
目からウロコだった。


遠き山に日は落ちて 星は空を散りばめぬ
今日のわざをなしおえて 心かろく 安らえば
風は凉し このゆうべ いざや楽し まどいせん 


時計師たちを見ていたら、
この往年のキャンプファイヤーソングが浮かんできた。
時計師たちの時の過ごし方が
「今日のわざをなしおえて 心かろく 安らえば」
というのにピタッとはまった。
ひとつのことに従事して、ひとつのことに一身に心を砕く姿に
ひたすらに憧れと尊敬を抱く。
神が与えてくれたものに自然とこうべを垂れるような、
そんな真摯な気持ちを見せてもらった。


天皇陛下がご即位されてから初の新潟訪問の3日間の予定を終え、
本日、お帰りになられたようです。
地元のニュースでは、大々的にその様子が取り上げられていました。
天皇皇后両陛下(← 一発で変換したっ!すごいぞっ!)の
お姿を見て、感極まって泣いている民の姿がありました。
すごいなぁ。そのお姿だけで、人を泣かせてしまえるだなんて!
ある年代の人にとっては、天皇陛下は特別な存在なんだろうな。
拉致被害者の方々のご家族も
「天皇皇后両陛下がご心配くださり、大変もったいない思いで、
 ありがたくて、ほんとに涙が出ました」
とインタビューに答えていた。
見ず知らずの他人が心配してくれたっていう次元じゃないんだろうな。
お国の象徴である陛下がご心配くだされた、という感じなのかな。
戦後、天皇陛下は神から人になったはずなのに、
有史以来、日本の生ける神としてあられた方だから、
そう簡単に日本人の意識は変わったりはしないんだろうな。

あたしの友達も天皇皇后両陛下のご尊顔を拝見した!と言って
興奮していたし。
なにしろ、普通に生きてたら絶対にお会いできない方ですものね。
トレーディングカードでいうところのレアカード中の
レアカードっていうかね。(そんなもんにたとえんなっ!非国民が!)
高貴な方が発するオーラって、すごいんだろうなぁ。
間近で浴びてみたいな〜。
今の日本で、高貴な方って言ったら皇族の皆様くらいだもんね。
昔って、華族とかがいたから、高貴な方を目にするチャンスは
今よりもいっぱいあったんだろうなぁ。

天皇皇后両陛下のことをよく知らないであろう幼稚園児ですら、
めちゃくちゃハイになってたし。
老若男女をハイにさせておしまいになる
天皇皇后両陛下のスター性はすごいですね。
東京ドーム3daysなどをおやりになったら
満員にお出来になるだろう。
(↑そんなことして何の意味が?)
おっかけとかもおられるようですしね。
あの、何とも言えないほんわかした雰囲気がよろしいのでしょうね。


今は、ほんとは土曜日で、USOを見ながら書いてるんですが、
アメリカのカリンさんという人が自らのHP「Save the Karyn」に
「私には200万円の借金があります。
 余っている1ドルでも2ドルでもいいので
 送ってください」
と書いたら、あっという間に200万円集まって、
アメリカ版『徹子の部屋』にも出演、
おまけに自伝まで出版して、ウハウハなんだそうだ。
いいな〜。
カリンさんの元には、お金だけじゃなくて、
いろんなものが送られてきたらしい。
宝くじとか、スナック菓子とか、NBAのチケットとか。
いいなぁ〜。
みなさん。
あたしにも余ってる100円でいいので、送ってくらさい。

しかし「Don't save the karyn」というサイトも出来てるらしい。
そりゃそうだよな〜。



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