お仕事,『ロフトプラスワン』,『ルノワール』,『檸檬屋新宿』


 持ち帰りの機械部品カタログ校正、目標42枚。お昼から始めて18時半までで28枚。
やはり家で作業する方がはかどる。

 NANIOさんから電話。宮崎学さんと打合せで会うから「来れば」とのこと。「行く!」
2時間後「会場変更でロフトプラスワンだって」と連絡あり。
「へ?ロフトプラスワンで打合せ?イベントやってんじゃないの?関係ない私はなんて言って入ればいいの?」
「呼ばれたから来ましたって言えばいいじゃん。宮崎さんはイベントに出るのかなあ。ロフトプラスワンは今日何やってるの?」
「うーんとね『高須基仁プロデュース“変態性欲ナイト40回記念”』だって」
「何?」
「ヘ・ン・タ・イ・セ・イ・ヨ・ク、ナイト!」
「それに親分が出るのかな?」
「いやー?20日のネイキッドロフトの打合せも兼ねてるのかしら」

 よくわからないが20時にロフトプラスワン。19時から打合せをやってるはずのNANIOさんに連絡が取れないまま会場へ。
入口で「宮崎学さんが打合せをしているとのことで伺ったんですが」と言ったら
「今、ステージにいらっしゃいますので」。
え?ホントに宮崎さんが変態性欲ナイト?

と思ったら、本日のイベントに出演予定だった鹿砦社の松岡利康社長が逮捕されて、抗議の緊急記者会見が行われているのであった。
高須氏が「じゃ、宮ちゃん最後に一言」と言って、宮崎さん。

「イラクに行った若者たちが拉致された時に『自己責任論』なるものが言われたが、国民には『愚行権』も等しくある。
愚かな行為をするものでも国家は国民の命を守らなければいけないし、極端な右翼、極端な左翼も存在できるのが成熟した社会だ。
メディアの人たちに考えてもらいたいのは、今回ロンドンの多発テロで誰が得をしたのか。
警視庁は、警部補が、覚せい剤所持容疑で逮捕した女性を取調室で強姦した事件を7日に発表した。
この事件はもっと前に起きているのに、何故このタイミングで発表するのかを警視庁に問う記者はいない。この国のメディアは絶望的」

多分、松岡逮捕も大手マスコミでは発表通りさらっとやって終わる。
「プライバシー暴露本で知られた出版社だから狙われた」ぐらいの他人事感覚で。だから宮崎さんはこの話をしたのだろう。

記者会見が終わって、宮崎さんが出てくる。
「おお、桜井。どうした?」
「いえ、あの、NANIOさんが…」
変態性欲ナイトを見に来たんじゃありません!と心の中で叫ぶ。

『ルノアール』で打合せとのことで傘を持ってるから送りましょう、と外に出たら、雨は止んでいた。
「桜井も来るか」と言ってくれてついて行く。仕事の報告。
「そうか、仕事が来たか」と喜んでくれる宮崎さん。優しい人だ。

 間もなく『ルノアール』にNANIOさん登場。
「真理ちゃんは呼ばないと怒るから、僕が呼びました」と宮崎さんに言ってくれる。
「そう、ヤキモチ妬くんです」と私。
「グフフ」と笑う宮崎さん。

お酒抜きでお仕事モードのNANIOさんを見るのは初めてかもしれない。働く男の姿はいいね。

 NANIOさんと二人で『檸檬屋新宿』。
ネット小説『シャブン玉ホリデー』の出版が決まったお祝いの乾杯。トラック野郎就職お祝いの乾杯。

住枝さんはぐったりしている。昨夜私を送ってくれた後、今朝5時までカラオケをやっていたとか。
今日は早めに閉店。トラック運転手で朝が早いNANIOさんも終電で帰る。

 帰って仕事の続きを、と思うが寝てしまう。
2005年07月12日(火)

抱茎亭日乗 / エムサク

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